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2008年10月 Archive

アメリカ東部への旅(2)

  • 2008年10月29日 15:28

次の訪問地はグレッグ・ジョンソンが住む
ウェストバージニア州のルイスバーグです。

グレッグは昨年の11月にロータリークラブの
研究グループ交換(GSE)プログラムの団長として
4人の参加者を率いて約1ヶ月日本に滞在し
我が家にも1週間ホームステイをした縁で
今回はこちらが泊めていただくことになりました。


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ワシントンから車で南西へ約4時間の距離の
人口4,500人という小さな町、ルイスバーグ(写真上)。
ダウンタウンはせいぜい1㎞四方くらいで、グレッグと町を歩くと
彼はすれ違う半分ぐらいの人と立ち止っては挨拶を交わしていて
何かここだけ時間がゆっくり流れているような感じです。


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中心部から住宅街を抜けるともう一面の牧草地で
グレッグのログハウス風の自宅(写真下)はそのなかにあります。
敷地の広さは約6,000坪!隣の家は牧場で
牛たちが草を食み、のどかな田園風景が広がります。


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私は紅葉のたいへん美しい、少し起伏のあるこの広大な家が
すっかり気に入り、この風景を日本に戻っても
繰り返し見られるように、写真を撮り続けました。

グレッグは昨年日本に来たメンバーに声をかけ
歓迎のホームパーティを開いてくれました。

大きさが12帖くらいのキッチンはいわゆる「アイランド型」で
まず食事の前にゲストがこのアイランドテーブルを囲み
簡単なおつまみで乾杯をします。

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こうすると食事の用意をしながら奥様も会話に加われるし
ゲストもお手伝いをしたりして、知らない人が交っていても
自然と親しくなれるのです。

料理のでき具合を見計らって、ダイニングルームへ移動し
今度は食事が始まりますが、めいめいがキッチンで好きなものを
好きなだけ自分のお皿に盛り付けるというやり方です。


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食事が終るとガゼボ(写真上)日本でいう「あずまや」に場所を移し
ある人はハンモックに横たわり、ある人はアルコールを片手に
月明かりに照らされた庭を見ながら談笑するのです。
これがアメリカ・ルイスバーグのグレッグ家のライフスタイルです。

(社長)

アメリカ東部への旅(1)

  • 2008年10月27日 10:55

私の少ない趣味の一つが海外旅行です。
この度アメリカ東部の2つの都市を訪れました。
最初がイギリス人が初めて入植した街、ボストンです。

今年は松坂のレッドソックスの本拠地として日本でも
取り上げられることの多かった歴史的な都市です。
家内はここで知人のローゼンタール夫妻に十数年ぶりに再会し
私たちはお宅(写真下)に泊めていただきました。


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彼らの住まいは郊外に延びる地下鉄の終点から
車で10分くらいの住宅街にあります。
多少勾配のある道の両側の歩道の大きな街路樹と
平均で200坪はありそうな敷地内に生い茂る樹木のせいで
まるで公園の中に住宅が点在しているような感じです。


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建てた年代のプレートが外壁に貼ってある家もあり
出来てから100年以上を経ている住宅がいくつかありました。

いまアメリカは大統領選挙も終盤にさしかかったところで
家の前に自分の支持する候補者の名前を掲げるところも
いくつか見られましたが、少なくとも私の見た範囲では
「OBAMA」以外の候補者名はありませんでした。


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着いた翌日、市内に向かうため車で出発しました。
途中で電車に乗るために、数千台は停められるような
大きな駐車場ビルで車を降りたのですが
そこは地下鉄の駅に直結している付属駐車場で
1日停めても駐車料はたった5ドルとのこと!

ダウンタウンの高層ビルの展望台に昇ってみると
レンガ造の建物と水辺の緑が美しく調和している
街の様子を一望に見渡すことができます。


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またここにはハーバード(写真下)とマサチューセッツ工科大学という
世界的にも著名な大学があることでも知られています。
両方の大学を訪れて驚いたのは
キャンパスはもちろん校舎内の出入りも自由なことで
日本の大学では、とてもこのようにはいかないと思いました。


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他の公共施設に行っても感じることですが
凄惨なテロを経験しているアメリカのほうが日本より開放的なのは
他人をできるだけ受け入れようという文化の違いなのでしょうか?

(社長)

都営アパート

  • 2008年10月 4日 12:53

昨日、都内神宮前の設計事務所を訪れました。
まず銀座線の外苑前で下車して
青山通りから神宮球場へ向かう道に出て
すぐ左折して細い裏道に入ります。

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小さくてセンスのいいお店をながめながら
ゆるい坂道を下って行くと
右手に青山エリアには似つかわしくない?
マンションより団地と呼ぶのがぴったりな建物に出くわしました。

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さらに下ると今度は「三丁目の夕日」のロケがそのままできそうな
もっと大きな団地が出現しました。
中原地区でもこのように古い大規模な団地は
もう見ることができないのになぜ青山に?という感じです。

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帰って調べてみると前者は昭和38年(1963年)にできた
「都営神宮前アパート」
後者は昭和35年(1960年)完成の
「都営霞ヶ丘アパート」ということが分かりました。

このように大きな団地がここに計画されたということは
昭和30年代の青山周辺は大きな通り沿い以外は
住宅が中心の地域だったのでしょうか。

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またこの坂も「勢揃坂」といって由緒のある古い道で
永保3年(1083年)に八幡太郎義家が奥州征伐に向かうとき
ここで軍勢を揃えて行ったといわれているそうです。

古びた建物を発見すると何かホッとしてしまうのは
自分が年を取ったせいでしょうか?
それとも世の中があまりにも目まぐるしく
変わり過ぎるからなのでしょうか?

新しいものと古いものが混在している
大都市東京の魅力をまた一つ見つけた思いです。

(社長)

平成21年度

  • 2008年10月 1日 19:05

10月1日、当社は今日から平成21年の決算年度がスタートしました。
来週には全社員を集めて今期の事業説明会を開く予定です。
今期の目標の一つが「スピード」です。

私たちはものを考えるとき、何かを作るとき
なるべくいいものにしようと考えを重ね、工夫をします。
しかし、これには時間の制限というものがあることを忘れがちです。

例えば、ある敷地に建物を計画するときに正確を期すため
敷地や周囲の状況、建築基準法、条例などを念入りに調査してから
計画に取りかかり、あらゆる方向から色々なケースを想定して
やっと自分の納得ができる案ができたとします。
しかし気がついてみると、依頼されてから半月以上経過していました。

さて営業がその案をお客様に持っていくと
最初は当社に興味を持って話を聞いてくれていた感じと
なにか違う雰囲気です。

その半月のあいだにライバル会社は何回も訪問して計画が進行し
当社が満を持して?提案書を届けたときには
お客様はもうすっかり他社に気持ちがが傾いていたあとでした。
これに似た話はいくらでもあるのです。

「チャンスの女神には前髪はあるが後ろ髪はない」という諺が
あるように、ものにはタイミングというものがあります。
これを逸してしまうと、どんな素晴しいものでも
人の関心を引き、受け入れられることはありません。

当社には「巧遅は拙速に如かず」というポスターが貼ってあります。

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拙速(出来ばえは良くないが仕事が早いこと)という言葉は
マイナスのイメージで使われることがありますが
当社では「いいと思ったことは不完全でも早くやる」という
前向きの意味で解釈して、「スピード」第一に実行していくこと。

これを今期の重要な行動目標として、標語だけでなく
全員の頭にその本来の意味するところがたたき込まれ
各部門の日常の行動に完全に反映できるまで
今期は繰り返し繰り返し言い続けていきます。

(社長)

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