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2009年1月 Archive
いのちの電話
- 2009年1月31日 21:24
今日、溝口の高津市民館で
社会福祉法人「川崎いのちの電話」主催による
チャリティー寄席「柳家権太楼独演会」が開催され
私も参加しました。
日本では年間の自殺者が3万人を越えています。
この数字が外国に比べ多いかどうかは分かりませんが
少なくとも年間の交通事故による死者数の5倍以上の
数字になっていることは事実です。
「川崎いのちの電話」は1986年に発足し
200人の相談員が24時間365日体制で
1日約50件の電話相談を受けています。
相談員にはカウンセリングについての技能と
人間関係に関する幅広い知識が必要と思われ
相談ボランティアになるための研修プログラムは
15ヶ月にも及ぶものです。
この活動を維持していくためには年間約2,000万円が
必要だそうで、個人や法人からの寄付や今日のような
チャリティー講演会などの収益金が主体ですが
それでも資金は不足気味とのこと。
今日の独演会の司会をされていた
当社のお客様でもある井田光政さんも
この活動を支えている一人です。
電話ボランティアは24時間相談に当るほか
さらに月1度の継続研修を受けているとのこと。
この昼夜の別なく続けられる
「いのちの電話」への奉仕により
数多くの尊い命が救われているのです。
数年前に会の事務局の方のお話をお聞きする機会があり
専門家でも難しいようなボランティアをされている方が
多数いることを知り、本当に頭が下がる思いでしたが
この集いに参加してまたその思いを強くしました。
(社長)
川崎の魅力
- 2009年1月27日 10:36
建築家との家づくりをめざす催し、第5回目の
「未来をのぞく住宅展」をミューザ川崎の企画展示室で
先週の土日2日間にわたって行いました。
アメリカ発の世界的な経済危機の真っ只中のこの時期
お客様がどの程度来場されるのか懸念していたのですが
結果は予想に反して?今までではいちばん来場者が多く
たいへん良い形で終了することができました。
理由はよく分かりませんが、
昨年秋以降、報道などで消費マインドが冷え切っていたのが
新しい年になって気分が一新して
「計画していたことはこのへんでやってみよう」という
気運が出てきた現われなのかともと思います。
また会場の「ミューザ川崎」の立地の魅力も寄与しているのかも?
10年位前までは考えられなかったことですが
私たちの住宅展に寄ってから「川崎の街をブラブラしようか」
という行動パターンも今では十分あり得ることです。
というのは2006年秋に三井不動産が東芝の事業所跡に
大型商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」をオープンさせ
川崎駅の西口の風景を全く変えてしまったからです。
「ミューザ川崎」のオープンは、その2年前の2004年7月で
これも最初に、川崎にクラシック中心の2000席の専用ホールができる
と聞いたときは、お客さんが本当に集まるのかと正直心配しました。
しかし開場してみると、初年度の音楽ホールの利用率は
97%と驚くような数字で、「音楽の街・川崎」というキャッチフレーズも
嘘っぽく響かないぐらい、川崎は変ってきたなという思いを強くした
記憶があります。
さらにその前には東口にあった西武百貨店が撤退し
どうなることかと思いましたが、意外にもヨドバシカメラが進出
以降、私は秋葉原に行く必要がほとんどなくなり
今ではまるで昔から川崎にあった店のようにピッタリした感じです。
川崎の街の魅力に後押しされて?年明け早々
いいスタートが切れてホッとしているところです。
(社長)
琉球太鼓とスチールパン
- 2009年1月19日 14:08
先週、私が属している「たちばな経済研修会」の
新年会があり、その余興として出演した
二つのグループのことについて紹介します。
まず初めが、勇壮な琉球太鼓の演奏で
それを演奏したのが「川崎ダルク」のメンバー。
このグループは薬物依存症に悩む人たちからなり
「川崎ダルク支援会」というNPO法人が
依存症克服のためのグループホームを
川崎市内で運営しています。
演奏が進むにつれ演奏者と、聞いている私たちとの
垣根が取り払われ、両者一体となって太鼓をたたき
手首で独特のリズムを取るあの沖縄の踊りを楽しみました。
このような形で他人とのコミュニケーションを図ることも
リハビリに役立つとのことです。
その次に登場したのが「パン・ポップ・パラダイス」という
洗足学園の学生とOBからなるグループのカリビアン音楽です。
スチール・パンという、ドラム缶から作られた
音階を持った心地よい澄んだ音色の打楽器が中心で
有名な「ラ・バンバ」ほか、聞いているだけで
体が動いてしまうような音楽です。
それを、ほとんど飛んだり跳ねたりしながら
演奏するメンバーたちを見て
私たちも座っていることができなくなり
みんなで会場を踊りながら行進したのでした。
去年CDデビューを果たし、溝口を拠点として活動している
このグループを今後応援していきたいと思います。
(社長)
「好況よし、不況さらによし」
- 2009年1月 7日 19:20
2009年(平成21年)が静かに明けました。
この一年すべての人が健康で心穏やかに
過ごせるよう心より祈念いたします。
昨年は本当に経済環境が激変した年でした。
金融危機に端を発して、あのビッグ3といわれる
世界の巨大自動車メーカーまで経営危機に陥ったアメリカ。
日本でも不動産業など前年最高益をあげた企業が
次々に破綻し、年末の株式市場は年初に比べて42%と
戦後最大の下げ幅を記録し終了しました。
世界的な経済混乱の時期に今年は何を指針にしたらよいか
私は松下幸之助の次の言葉を思い出しました。
「好況よし、不況さらによし」
何と前向きな姿勢なのでしょう!この言葉は年初の全社員と
協力企業との賀詞交歓会でも紹介しました。
昨年、トヨタのエンジン工場を見学する機会がありましたが
この言葉は世界の共通語になったと言ってもいい
トヨタの「カイゼン」と相通ずるのです。
危機的な状況ほど「カイゼン」活動に適した時期はありません。
初心に帰って、今まではいいとされていたすべてのことを見直す
絶好のチャンスと捉えるつもりです。
ちょうど21世紀も10年目を迎えて
いろいろなことを一から考え直すいいタイミングに
それが出来る余裕がまだあるという幸運に感謝して
できるうる限り頭と体を一年間フルに働かせることを
年頭に当り決意しました。
(社長)
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