Home > Archives > 2010年9月 Archive
2010年9月 Archive
国勢調査
- 2010年9月30日 08:51
明日は5年に一度の国勢調査が実施される日です。
10月1日現在でそこに3ヶ月以上住んでいる、あるいは
住むことになっている人が対象です。
今年の調査は他人事ではありません。私も調査員なのです。
9月1日にエポック中原で説明会があり
水色の紙袋に入った「調査員キット」が配られました。
その中は原口総務大臣からの任命状
国勢調査員証と腕章、ボールペン、消しゴム、定規と
すべて削ってある鉛筆が1ダースなどです。
鉛筆は何に使うのかと思ったら貸出し用とのこと。
どうして12本も要るのでしょうか?余ったものは返すのでしょうか。
また小さな白い箱があり、開けると中身は何と防犯ブザー。
さすが世界一安全な国、このような配慮までされているとは!
国勢調査は日本で始まったのかと思ったら大間違いで
紀元前3000年のエジプトや中国でも見られたそうです。
アメリカでは1790年以来、10年おきに行われ
日本では1920年(大正9年)ちょうど当社の創業の年に
1回目の国勢調査が行われ、今年が第19回目です。
「今年は楽になった」とは何回もやっている先輩の調査員。
今までは調査票を配布して、それを一軒ずつ回収していたのが
今回から返信用封筒で送ることで良くなったからです。
私の担当は72所帯で、まず23日に受け持ちの全世帯を
回りましたが、半分近くは留守で26日にもう一訪問し
それでも不在のところはポストに投函しました。
(写真下:不在のお宅用の連絡メモ)
15日までが回収期間でそれを過ぎたら未提出世帯を催促し
調査経過を記録した世帯一覧などを26日に区役所に提出して終了。
ちょうど忙しいところなのですが何事も経験、社会奉仕の精神で奮闘中です。
(社長)
国劇部
- 2010年9月27日 16:28
一昨日「府中の森芸術劇場」に行く機会がありました。
南武線の分倍河原駅で京王線に乗り換えて
2つ目の東府中駅から徒歩5,6分です。
南武線は稲田堤駅から先は東京都で
分倍河原も府中市内で、地図で見ると府中市は新宿から
西へ約20km、東京都のほぼ中央に位置しています。
人口は25万人で面積・人口とも川崎市の5分の1くらいですが
「府中の森芸術劇場」のような複合ホールは川崎にはありません。
収容人員2,000人を超える「どりーむホール」
パイプオルガンを備えたクラシック専用の「ウィーンホール」、
伝統芸能や演劇に適した「ふるさとホール」が集合した施設です。
私が見たのは学習院大学の国劇部という
歌舞伎を演じるクラブの第百回記念公演です。
ここでは女性部員も入部を許され、OBの私の家内も
記念公演ということで出演することになりました。
でも何故、府中で行うのか?それは今の府中市長の
野口忠直氏がクラブOBで、公共のホールでは滅多にない
「花道」がこの「ふるさとホール」にはあるので
敢えて公演会場に選ばれたようです。
演目は「伊勢音頭恋寝刃」で、江戸時代若い医師が
馴染みの遊女のことで9人を殺傷した事件が下敷きです。
冒頭、野口市長がお大尽役で踊り子数人を連れて
花道から登場し、お祝いの手締めをする場面から始まりました。
(写真下、右端が野口市長)
私は歌舞伎については初心者ですが、一番興味深いのは
例えばこの芝居は1796年が初演で、せりふ、衣装、舞台装置など
当時とほとんど同じように演じられることです。
言葉や音楽、人情の機微など200年前のものがそのまま
体験できる歌舞伎こそ、伝統芸能の雄ではないでしょうか。
(社長)
文化祭
- 2010年9月20日 18:28
新玉川線の池尻大橋駅を降りて国道246号に出ると
親子連れ、それも母親と小学生の男の子が何組か
最初の信号を左に曲がり、緩やかな坂を上がって行きます。
「ははぁ、これは行き先が同じだな」とこの光景を見ながら
私は母校の文化祭を見るため駒場東邦に向かいました。
おそらく中学受験の準備で親子で志望校を見学に来たのでしょう。
学校には同級生の篠田君が既に到着していました。
高校1年のとき(1969年)友達何人かと彼を会長にして
「クラシック音楽同好会」を作ったのです。
翌年の文化祭に初めて参加して、ギター、バイオリン、ピアノの
演奏を行ってから今年が40周年に当ることに会場で気がつき、また
昨年「同好会」から「部」に昇格したことを顧問の先生から伺いました。
講堂でのコンサートの前に、教室でも演奏があったのですが
シューマンの「クライスレリアーナ」などの大曲ばかりです。
私たちのときはポピュラーなドビュッシーの「月の光」などが
中心だったことを思い出し、今昔の感に堪えませんでした。
次に小柄な生徒がショパンのバラード第2番を弾き出しました。(写真上)
バラードは4曲あり、ショパンの代表的な曲の一つといえますが
この演奏には本当に驚きました。音大のピアノ科在籍の人でも
このくらい弾けるのはおそらく上位の学生だと思います。
あとで分かったのですが彼はまだ中学3年生なのです!
会場を講堂に移しても彼は同じ曲を弾きましたが、プログラムが
ブルッフのバイオリン協奏曲の第1楽章になったとき
再び登場して、オーケストラパートをピアノで伴奏しました。
バイオリンの独奏もかなり立派でしたが、普通伴奏は楽譜を見ながら
弾くところを全く暗譜で弾き通し、そこに彼の音楽にかける情熱を感じました。
最後に高2の部長がショパンのスケルツォ第3番を弾きましたが(写真上)
これも専門家でも目指さない限り、高校生が趣味で弾く曲ではありません。
小さいときから楽器を習っていても受験で止める子供がほとんです。
このクラブに入ったことがきっかけで、再び始めて難曲に挑戦して
音楽を人生の友として過ごすことになれば、それは幸せなことです。
公演終了後に予告なく篠田初代会長が壇上に呼ばれて、後輩から
謝意を表され、そのあと会場に来ていたOBも記念撮影を行ない
再会を誓ってなつかしい母校を後にしました。
(社長)
早朝の会合
- 2010年9月 8日 16:55
「早起きは三文の得」ではありませんが、私はいま3つの
早朝行われる会合に参加をしています。先週参加したのが
3ヶ月に一度赤坂プリンスの旧館(写真下)で行われる「泉進会」で
小泉進次郎議員のモーニングセミナーです。
明日の朝は7時半から川崎中原ロータリークラブの例会があり
こちらは月1回、第2木曜日の朝、小杉のホテルで行われます。
明後日は、6時半から鹿島田で毎週金曜日に行われている
「倫理法人会」のモーニングセミナーで、ここが一番早く
幹事は6時5分からの役員朝礼に出席しなければなりません。
さて先週は「泉進会」の会場に着いたのが7時半過ぎで
来た順に朝食を取り始めます(写真参照)。会費は20,000円で
200人近い参加者が集まるので、一回でそこそこの浄財が残るでしょう。
8時からのセミナーの講師はモルガン・スタンレー証券の部長の
ロバート・フェルドマン氏で大変流暢な日本語で、この円高について
今年初めに「年末には1ドル110円になってもおかしくない」
という自分の予想が全くはずれたところから話が始まりました。
DGPの伸び率予測は世界全体で4.7%だが、中国の10%、インドの
8.5%に比べ、アメリカ3.1%、日本は2.9%と成長格差が大きいこと
また先進国で心配なのは景気の「二番底」であり、日本も外需だのみで
まだ国内消費は弱いとのことで、景気の本格回復は先のようです。
最後に登場した小泉議員は、参議院選挙では16都府県で43回も
街頭で応援演説を行い、終了後は盆踊りなどの地元の催しに80回以上
顔を出したそうです。
「国会議員はそんなことより国政の勉強を」という考えもあると思うが
いま“政治への信頼がない”から“勉強”よりも政治家を身近に肌で感じたい
という国民が多いので地元回りは続けたい、とも発言しました。
私はこれは政治の信頼の問題ではなく、国民が政治を自分の問題として
真剣に考えてないので、議員を呼ぶのは専ら盆踊りと冠婚葬祭くらいで
それに対応できる人が議員になり、その結果毎年総理大臣が代わるような
国になっているのだと思います。
(社長)
- Search