「裁判員制度」という言葉を、ほとんどの方が聞いたことがあると思いますが、実際はどのようなものなのでしょうか?裁判、というと私は映画好きなので、どうしても「12人の怒れる男」という映画を思い出してしまいますが、これはアメリカの陪審制度を描いたもので、裁判員制度というのはそれとは違うもの、というくらいの知識しか私にはありませんでした。
先週、たまたま裁判員制度による模擬裁判を見学する機会に恵まれました。この裁判では裁判官が3人に対して、市民から選ばれた裁判員は6名。検事や弁護士が被告や証人に尋問をした後、裁判員にも質問をする機会が与えられます。終了後評議に入りますが、最後に有罪か無罪かの評決を裁判官、裁判員全員による多数決で行います。
アメリカの陪審制では陪審員の全員一致の評決が求められるので、この辺が一番違うように思いました。また裁判員制度はすべての裁判で適用されるのではなく、対象は殺人罪などの重大な事件の場合に限定されるようです。
(社長)

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