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2009年5月 Archive
早朝例会
- 2009年5月29日 20:19
日本のロータリークラブの例会は
ほとんどがお昼の一時間を使い開催されます。
12時半から始まり食事をしたあと30分ゲストの話を聞き
1時半には終了するパターンです。
私が所属している川崎中原ロータリークラブも
同様に毎週木曜日のお昼に例会を開いていますが
今期は試験的に朝7時半からの例会を数回試行しました。
8時半には終るので1日が有効に使えるという
会員の声もありますが、なかなか定例化には踏み切れません。
しかし発足当時から朝の例会を毎回行っているクラブが
日本でも例外的にあるのです。
その一つが当社がお世話になっている
建築家の田代敦久さん(写真上)が今期会長を務めている
東京城南ロータリークラブです。
会場は高輪プリンスホテルで開始は午前8時
いつかその例会に参加しようと思っていましたが
昨日初めてその思いが叶いました。
ロータリーはよそのクラブに参加すると出席扱いになるので
昨日はたまたま日本オリンピック委員会の副会長の
ミズノの社長が参加していて、2016年の東京五輪の
招致活動についてのお話を聞くことができました。
ロータリーがシカゴで誕生して100年以上経ちますが
日本では最近会員の減少傾向が止まりません。
例会を朝に行えば、まず食事代が安くつき
お昼に時間がとれない人でも参加しやすいことなどの
メリットがあり、会員も増えるような気がします。
例会終了後、まだ人気の無いラウンジの大きな窓から
小雨に濡れてさらに鮮やかになった芝生の緑を眺めながら
一日の仕事に向かうのもちょっと気分がいいものです。
(社長)
ばらの季節
- 2009年5月20日 19:00
街路樹のみどりも色濃くなり
1年中で一番美しく、心地よい5月は
ガーデニングファンにとって
心待ちしていた「ばらの季節」でもあります。
私はといえば今、ガーデニングが
趣味の一つになりつつあります。
それは4年位前に我が家に小さなローズガーデンを
作ったことから始まりました。
元々西アジアや中国などに原生していたといわれる
バラの歴史は古く、紀元前の頃から香料や薬用として
利用され、その後ヨーロッパに持ち込まれ改良されて
現在のような品種が生み出されました。
先週末、友人に誘われて伊豆の2つのバラ園に
初めて行って来ました。
まず熱海のホテルニューアカオに付属する
「ハーブ&ローズガーデン」です。
相模湾に臨む斜面地にオールドローズや
イングリッシュローズ、ツルバラなど
約1,100種類のバラやハーブが10ヶ所の
それぞれ趣向を凝らした庭園に植えられています。
もうひとつは河津の「バガテル公園」で
パリ市内にある同名の公園を忠実に再現したもので
フランス式の幾何学的なローズガーデンです。
つるばらは成長が早く、冬場にその枝を
壁やアーチなどに誘引して形を自由に作れるという
面白さがあります。
この2つのばら園を見学して、規模は違っても
来年には我が家も、もっともっと素敵な形で花を咲かせたい
という夢が膨らんでいくのを感じました。
(社長)
川崎大師
- 2009年5月15日 20:18
建設業界の重要な年間行事の一つに
7月の全国安全週間があります。
そして6月がその準備月間ということで
当社も毎年安全大会などを行っております。
その中で川崎大師での安全祈願が恒例になっており
先日当社の工事関係者と安全衛生協力会の役員で
お護摩祈祷に行って来ました。
初詣の参拝数で全国3位に入る川崎大師の創建は
大治3年(1128年)といわれ,2年前に
開創880年を迎えました。
残念なことに昭和20年4月の川崎大空襲で
江戸、明治期に建てられた境内の堂塔伽藍のほとんどを
焼失してしまい、今ある建物は戦後、再建されたものです。
にぎやかな仲見世から大山門をくぐると
左手に八角五重塔が見え、正面が大本堂です。
私たちが参拝後に休憩する信徒会館は
五重塔のさらに奥の近代的な建物です。
そして当社と唯一関係する施設が
隣接する大師公園にあります。それは昭和62年に
川崎市と中国の瀋陽市との友好都市提携5周年を記念して
瀋陽市から贈られた中国庭園「瀋秀園」で
これが当社の施工なのです。
黄色の瓦と白壁の塀で囲まれた庭園内には
池のほとりにいくつかの楼閣が点在し、園路を散策しながら
中国式の自然山水が楽しめるよう造園されています。
「瀋陽」というと、ちょうどこの頃世の中はバブルに向かい
川﨑市との友好を大義名分として?瀋陽からの研修生を確か
当社でも2回受け入れましたが、人手不足の解消には
全く役立たなかったことを思い出します。
(社長)
庭園美術館
- 2009年5月11日 10:47
休みの日の過ごし方として私は遠出するより
近くの、例えば山の手線の内側の地域に
行くことのほうが多いのです。
理由は簡単で、私が行ってみたいのは
緑豊かな広々とした所や歴史的な建築物などで
都内には以外にこの二つの要素を満たす場所があります。
東京都庭園美術館もその要素を満たすひとつで
先週の連休に久しぶりに訪れてみました。
目黒駅から白金台に向かって少し歩くと
首都高の道路越しにうっそうとした森が見えてきます。
正門を入り、左に緩やかにカーブしている
広々としたアプローチを進んでいくと突き当たりに
昭和8年に朝香宮邸として建てられた建物が現れます。
3階建てのこの邸宅の外観は、宮家のものにしては
装飾的な要素があまりなく、当時としては
かなりモダンなものだったと考えられます。
玄関を入ると女性像をモチーフにしたラリックの
4枚の優雅なガラスレリーフが我々を迎えてくれます。
内装はフランス人デザイナーのラパンが担当し
ラリックなどの作品を所々に取り込み
当時ヨーロッパで流行っていたアール・デコの
装飾様式の華やぎをここに再現させました。
この邸宅は建設から半世紀たった昭和58年に
庭園美術館として公開され現在に至っています。
美術館は1万坪を超える広大な庭園に囲まれ、
緑と建築と美術作品をあわせて楽しむことができ
高速道路の脇にこのような場所があるアンバランスも
私が「東京」を好きな理由のひとつです。
(社長)
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