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2009年8月 Archive

山中湖

  • 2009年8月31日 11:32

先週の日曜日に大相撲巡業の山中湖場所があり
当社のお客様の伊藤稔さんから誘われて
久しぶりに山中湖を訪れました。

山中湖は大学生のころ友達と遊びに行って
ボートで湖を横断したことがありますが
その後は団体のバス旅行で1,2回寄った記憶しかありません。

当社には湖を見下ろす高台にマンションタイプの別荘があり
どういう訳か今まで行く機会がなく今回初めてそこも訪れました。


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斜面に沿って建っているので、写真上の通り、
建物も階段状に斜めに設計されていて
ベランダに出ると湖の様子が良く見えます。天気が良ければ
富士山もちょうど湖の上の位置に見えることでしょう。

伊藤さんも山中湖にマンションを所有されているので
そちらに泊めていただき、翌朝一瞬富士山を見ることができました。(写真下)


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巡業の日程は忙しく、前日は埼玉県の本庄の巡業で
そこを終えて山中湖に向かい、翌日は朝から始まり休みなしです。
伊藤さんは川崎市内唯一の相撲部屋、春日山部屋の関取の
春日王と一緒に夜、食事をすることになっていて
私たちも同席させていただきました。

この韓国出身の関取とは、昨年激励会で初めて会ったのですが
今回あらためて少人数で会食して、回りの人に対する細やかな気配りや
機転がきく会話術など、あれほど感じのいい青年は珍しいほどで
ますますファンになった次第です。(写真下・右端)


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巡業は湖畔に近年できた野外劇場で行われました。
湖から吹く風は冷たく意外に涼しいのに驚きましたが
山中湖の標高は1000m近くで富士五湖の中では最も高く
冬は全面結氷することを知らなかったのは私の認識不足でした。


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社有のもう一つの蓼科山荘は会社からは約200kmあり
約100kmと近い山中湖の周辺を、一度ゆっくり散策したいと思いました。

(社長)

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国際文化会館

  • 2009年8月25日 16:26

六本木の交差点から麻布方面に向かい
ロアビルを右折して鳥居坂に入ると一転して
表通りの喧騒がウソのような閑静な地域に変ります。

東洋英和女学院を通り過ぎ、左手に当社で昨年リニューアルの
工事をさせていただいた鳥居坂ビル(写真下)があり
そのすぐ右側に位置するのが国際文化会館です。


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お盆休みに都内に車で出かけた折に
ファミレス以外に駐車場があってランチが気軽に取れる
ところを探して見つけたのがこの会館でした。

ここは30年くらい前に結婚披露パーティーがあり
一度来たことがあって、そのとき都心にもかかわらず
落ち着いた環境と建物の雰囲気が強く印象に残りました。


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もともとは多度津藩(現香川県丸亀市)の江戸屋敷跡で
戦後は国有地となっていたものを国際文化会館が払い下げを受け
現在の建物は1955年に建てられたものです。

この建物の設計は、何と前川國男、坂倉準三、吉村順三という
日本の建築家の巨匠、三氏の共同設計なのです。今では
到底考えられないような組合せが戦後の復興期にはあったのですね。


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また3,000坪の回遊式の日本庭園は、昭和5年当時に
所有者だった岩崎小彌太が、京都の名造園家に依頼した
江戸初期の名残を留めるような庭園で、本館の深い庇や
回廊風の手摺などの和風モダニズムにたいへん調和しています。

私が何より嬉しかったのは、2005年に耐震補強を含む
全面的な改修が、もとのデザインを損なわれない形で行なわれ
建築された当時のものが再生保存されたということです。


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昭和の名建築がいとも簡単に壊され建て替えられる昨今
三巨匠の設計したこの都心の一等地に建つ由緒ある会館を
いつでも私たちが利用できるということは本当に幸せなことです。

(社長)
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地場建設業NO.1

  • 2009年8月15日 13:51

日本の建設業者を大きく分けると
「大手」と「地場」とに分類するのが一般的です。
「大手」は「スーパー大手」といわれる5社と
上場している数十社の中堅ゼネコン「中手」に分けられます。

これに対して「地場」とは特定の地域で
営業を行なっている建設業者で、数人規模から
ごく一部ですが上場している会社までさまざまです。

地場建設業にとって従来頼みの綱であった公共事業は
地方公共団体の財政難、人口の減少などの影響で激減し
経営基盤が大手に比べて脆弱な地場建設業は
いま経営の大転換の時期を迎えています。

そんな中で先日行なわれた、地場建設業の活性化セミナーに
参加してきました。これは一にも二にも
㈱丸山工務所の保坂社長の講演がプログラムにあったからです。

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このような状況下でも全国には独特な経営で地域一番店となり
不況の風にもビクともしない優秀な地場建設業者が
存在していますが、私の知る限りでは神奈川県内の
丸山工務所がナンバーワンだと思います。

会社の設立は昭和51年、「ユーミーマンション」という工法の
フランチャイズに加盟して、平塚を中心とした湘南地域に
「ユーミーらいふ」というブランドで営業区域を広げてきました。

藤沢から小田原まで約20店舗の賃貸ネットワークを築いて
建築から不動産管理まで地主さんからトータルな資産管理を受託し
その事業エリアはホテル経営、高齢者施設の運営、PFI事業まで
多岐に渡り、地域の資産家の信頼をほぼ独占的に得ています。(下図参照)

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私は数年前に、保坂社長に直接お話する機会を得て
いろいろ地域戦略のヒントをいただきましたが、この講演でも
「何もしなければ中小企業は倒産するようにできている」という
厳しい話の反面、「地域で建設業ほど誇れる仕事は他にない」との説明に
我々は迷うことなく改善を重ねて前進あるのみ、という思いを強くしました。

(社長)

賃貸住宅フェア

  • 2009年8月 5日 20:53

昨日、東京ビッグサイトで開かれている
「賃貸住宅フェア」に行ってきました。
毎年必ず行っている訳ではないのですが、今回は
「私たちが『入居者コミュニティのある物件』を選んだわけ」
というトークセッションに興味を持ったからです。

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都会の賃貸建物の入居者は、他人との接触を避けて
心静かに?暮らしたい人ばかりではなく
できれば隣の人と仲良くしていきたい、という気持ちを
持っている人は少なからずいるはずです。


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当社所有の「タウンコートⅢ」が完成したあと
入居者との懇親会を行なって大変有意義だったことは
3月のブログに書いた通りです。

賃貸フェアでの催しは、同様にオーナーによる入居者同士の
コミュニケーションの促進のための色々な工夫の紹介かと
思いましたが、少し違うものでした。

単身で住むより、一つの住戸を複数で利用した方が
普通は家賃が安く上がり、この「ルームシェア」という活字が
新聞紙上でも目にすることが多くなりました。欧米では
普通にある形式が日本にも少しずつ浸透してきたようです。


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このセッションでは恵比寿にある「ソーシャルアパートメント」の
4人の入居者の話を聞くことができました。この建物は居間、台所
お風呂などが協同利用のドミトリータイプで、約40名の入居者の
3割は外国人というのは、やはり場所柄のようです。

帰宅したら誰ともなく「お帰りなさい」と声がかかったり
遅くまで居間で話をしたり、週末にはパーティが企画されたり
大都会の中で自然に仲間ができて、人脈が広がることの楽しさを
みんな生き生きと語っていました。

単身者用の建築は「ワンルーム」と相場は決っていましたが
今後はこのような「シェアハウス」が増えてくるものと予想され
当社でも取組んでみたいと思います。

(社長)

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