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箏とコントラバス

  • 2010年3月 4日 16:41

昨日はひな祭り。毎年この時期に行なわれている
長戸はるみさんの主催するお箏のチャリティーコンサートに
行ってきました。

長戸さんのお父様は、以前下新城の町会長をされていて
私はその頃町内会の行事等でよくお目にかかりましたが
はるみさんとは最近、ロータリークラブの活動でよくお会いします。


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コンサートは溝の口の「糀ホール」で行なわれました。
このホールは明治創業の老舗の岩崎酒店さんが
地域の音楽や文化活動のために自社ビルの最上階に
個人で創られた立派な音楽ホールです。


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今回のプログラムの中に筝曲で有名な「春の海」を
川崎出身のN饗のコントラバス奏者と共演をする演目があります。

曲の演奏の前にコントラバスについての説明がありました。
語源はドイツ語で英語ではダブルベースといいます。
全長が2メートルの割には重さは約10kgと意外に軽量。材質はスプルス
(北洋エゾ松)で弦が張ってある部分は黒檀が使われています。

またブラスバンドの構成に入っている唯一の弦楽器だそうで
ジャズの演奏にも欠かせない楽器です。

音の特徴はゆったりとした太い音が横に広がっていく感じで
オーケストラでは低音域のリズムを担当することが多いのですが
有名なシューベルトの「未完成」の冒頭はコントラバスの独奏で始まり
その演奏が披露され、曲全体の重く暗い印象を暗示していました。


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「春の海」は普通、箏と尺八で演奏されるのですが
コントラバスとの共演を聞いてみると、その音色がすごく和風に聞こえて
あたかも最初からこの楽器のために書かれた曲のようでした。

コンサートの目的は川崎自立会という更正保護法人への支援で
今回が13回目とのこと。川崎出身の音楽家が地元のホールで
日本の伝統音楽のチャリティーコンサートを続けているのは
たいへん意義のあることだと思います。

(社長)

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