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大山講

  • 2010年8月12日 13:07

毎年8月10日は地元新城の「大山講」の日です。
このあたりから富士山を見たときに左側に見える
やや平たい三角形の山が大山です。

標高1251mの大山は、またの名を「あふり山」といい
常に雲や霧を生じ、雨を降らすことから命名されたそうです。

大山は山野の幸をつかさどる水の神・山の神として
古くから関東一円の農民や漁民から崇められて
中原地区でも地域ごとに大山詣の講が存在します。
また関東各地から大山への参詣者が通った道がいくつもあり
溝の口を通っている大山街道は代表的なものです。

新城講の始まりは古く、江戸文政年間に木の刀を奉納した
ことを示すものが上新城の井上弘明さん宅にあるそうです。
また新城の下、中、上町が別々にお参りしていたのが
昭和50年頃に統一され今の形になりました。


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バスを降りて山裾からケーブルカーに乗り
数百段の石段を上がったところに、今から2200余年前の
創建と伝えられる大山阿夫利神社の下社があります。


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ここから山頂の本社までは山登りに慣れていれば1時間と少し
なのですが、ハイキングにしては勾配がきつく足元も岩が多く
新城講で頂上を目指す人は毎年数人しかいません。

私は体力チェックの意味も兼ね参加したときは必ず
頂上まで行っていますが、ふだん大した運動もしていないので
登りはじめの20分くらいが一番きついところです。


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今年は上りの途中から雨が降ってきて、傘をさしながら
なんとか山頂に到着すると、私たちと別行動で先に電車で来て
登っていた広山宗一さん一家が下山するところでした。


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晴れていれば山頂から江ノ島や三浦半島、遠くは房総半島まで
一望することができますが、それは来年以降に期待することにして
雨が降り続ける中、ずぶ濡れの姿で何とか下山しました。

(社長)

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