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2011年1月 Archive

シニアメゾン・メディカル藤沢

  • 2011年1月30日 14:52

昨日「シニアメゾン・メディカル藤沢」という
住宅型/介護付有料老人ホームのオープン見学会に
行って来ました。JR藤沢駅から小田急江ノ島線に乗り換え
二つめの善行駅から徒歩15分の立地です。


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3階建て全35室で、1階は訪問看護ステーション併設で
費用は標準で入居金180万円、月々の家賃、管理費など
16万円と食費が1日2,000円です。

運営しているのは㈱ユーミーケアでこの会社が運営する
高齢者用ホームは今年中に26ヶ所になる予定で、この会社の母体は
藤沢市に本社を置く湘南地区の超優良企業、㈱丸山工務所です。


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この企業を中心とする「ユーミーグループ」はこのほかに
企画・設計・管理を担当する㈱ラウンズ、建物管理の
㈱アサヒプランナーズ、湘南地区で13の仲介店舗を直営している
入居者募集担当の㈱ユーミーネットほか数社で、平塚と厚木では
ビジネスホテルも経営し、グループ全体の売上は100億を超えています。


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いまでも新潟県にある建設会社・丸山工務所のお客さんが
平塚に所有する土地に同社に建築工事を依頼したことがきっかけで
昭和51年に別会社として設立されました。

営業の基盤は「ユーミーレディ」と呼んでいる40名の女性による
湘南地域の地主さん約8,000人への訪問活動です。当社の
「エリアスタッフ」はそのアイデアを拝借させて頂いたものです。


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保坂社長に老人施設の今後の見通しをお聞きすると
神奈川ではまだまだ高齢化率高まるので、需要は増えていく。
また、施設は地主さんに建ててもらったものを借り上げるのが基本で
一般の賃貸住宅との収益、利回りの差は「明らかに高齢者施設のほうが
低い」そうで、収益第一で考える方にはお薦めしない。

自分の親でも安心して入居できるような施設を建てて、
少しでも地域に貢献したいという方と共同事業を行っている
とのことでした。

横浜型地域貢献企業

  • 2011年1月25日 13:54

横浜・港南区に「キクシマ」という建設会社があり
A・S・Jに加盟しているので、菊嶋社長とは建築家の住宅展や
ロータリークラブの会合でもお会いする機会があります。

また「神奈川建築コンクール」の住宅部門での連続の受賞や
横浜市が制定している「横浜型地域貢献企業」への認定など
新聞紙上で昨年その名前を見ることがよくありました。

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今般、「アーツコミッション・ヨコハマ」という団体が募集していた
横浜での創造的活動を助成する交付対象事業の企業・団体部門に
キクシマが選ばれ、先週金曜日に公開発表会がありました。

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    発表会の会場 「ヨコハマ創造都市センター」


助成金対象となったのは「木とふれあう遊具コンテスト」です。
この会社は保育園等の教育施設の施工も多く、子供たちが楽しめる
遊具のデザインを建築家、大学、保育園などに呼びかけたところ
合計211点もの応募がありました。


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昨年7月には横浜赤レンガ倉庫で応募作品の展示会を行い
北原照久氏(ぶりきのおもちゃ博物館館長)などの審査員が
プロ、学生、一般部門それぞれから入賞作を選びました。

そして11月、優秀作品5点を試作して展示会を開き
そのうち4点が保育園などに引き取られ使われているそうです。
地域を巻き込んでのイベントはこの限りではありません。

昨年4月には本社屋上で「養蜂」つまり蜂蜜を獲るために
ミツバチの飼育を始めた、というのは本当に驚きです。そして
9月には「はちみつレシピコンテスト」を開催しました。


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さらに生ごみを回収して作った堆肥を農家へ提供して
エコ野菜を生産するという循環型の「ヤサイクル」という仕組みを
既に稼働させ、地球環境への貢献をアピールしています。


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企業の社会的責任(CSR)が叫ばれている昨今
何となくこれは大企業のことで中小企業は別、と思いがちですが
同業でこのような素晴しい活動をしている会社があることは
私たちの模範としなければならないところです。

元住吉

  • 2011年1月17日 20:49

先週の土・日に第13回目の「未来をのぞく住宅展」を
中原区木月にある川崎市国際交流センターで開催しました。
2日間で約30名が来場して、7組の建築家の展示を見たり
住宅についての談義を交わしたりしました。

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この施設は元住吉駅から徒歩8分の静かな住宅街の真ん中に
位置しています。今、中原周辺では催し物や会合を行う会場が
あまり無くて、この会場を借りるのにも毎回抽選などで
たいへんな思いをして確保しなければなりません。


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1日目の終了後にはモトスミ・ブレーメン通りのビルの中にある
海鮮料理の居酒屋「オリエンタル」で参加した建築家との
懇親を深めました。

このお店のオーナーは当社のお客様で、雰囲気は大衆酒場
といった感じですが、新鮮なネタを破格の値段で提供するので
いつも混んでいて、同じフロアに新たに「別館」ができていました。


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元住吉の商店街は昭和22年に20店舗で発足しました。
いま川崎市内の商店街はどこも苦戦を強いられていますが
ここだけは別で、いつ来ても多くの人で賑わっています。

平成元年にモ-ル化が完成し、名称も住吉西口商店街から
モトスミ・ブレーメン通りに改名しました。地域に根ざす
活気のある商店街として全国的にも名が通っているようです。
名称の「ブレーメン」は、ドイツのブレーメン市に由来し
文化活動の一環として「ブレーメン音楽祭」が毎年行われています。


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元住吉駅は1926年(大正15年)の開設で、2006年にはリニューアル
工事が完成し、ホーム上には太陽光発電設備が設けられ、駅の電力の
15%を供給していますが、これは鉄道駅では最大級だそうです。

2008年には目黒線が日吉まで延伸しました。元住吉駅の乗降客数は
東横線の各駅停車しか停まらない駅の中では最も多いそうで
調べてみると新丸子駅の約2.5倍あったのは意外でした。背景にある
住宅の集積も活発な商店街を支えている一つの要素なのでしょうか。


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   当社が99年に施工した川崎ブレーメン通郵便局

ランチェスター戦略

  • 2011年1月 8日 18:18

昨日、当社が加盟している不動産チェーンERAの
新春セミナーに参加しました。ERAは今は「住生活グループ」の
傘下ですが、親会社は横浜ベイスターズの買収(結果は不成立)や
レオパレスの株の取得など昨年、何かと新聞紙上を賑わしていました。


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テーマは「小さい会社こそがNO.1になるランチェスター経営戦略」で
講師は㈱フォスターワン代表の坂上仁志氏です。私は年間通して
色々なセミナーに参加しますが、このような講師は初めてです。
私たちが眠らないようにするためか、あるいは講演内容が頭に入るように
するためか、かなりユニークなことを参加者全員にさせるのです。

まず始める前に縦と横に10までの数字が書いてあって
その交差したところに縦横の数字の合計を書いていく「100ます計算」を
制限時間1分でやらせます。私は1回目は約半分、2回目が6割ちょっと
のところで終わりました。まずこれで脳を活性化させるとのことです。


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講義が始まると40ページ近いレジュメの全てを参加者に順番に読ませ
途中で3回ほど、隣の人と向き合って内容について討論させます。

1868年にロンドンで生れたF.Wランチェスターは
第一次世界大戦のときの戦闘機の数とその損害量について研究し
ある法則を見つけました。これがランチェスターの法則です。

太平洋戦争時にアメリカ軍はこれに着目して太平洋の島々での
日本軍との戦闘で、必ず3倍の兵力を投入して次々に勝利しました。
これをマーケティングに置き換えたのが「ランチェスター戦略」です。

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         坂上氏の著書(左)とレジュメ


「強者」は広域戦、遠隔戦、集団対集団の戦いでいいが
「弱者」は局地戦、接近戦、一騎打ちに持ち込むこと。
結論として“このセミナーで覚えて頂きたいこと”が4つ。

それは①「弱者」は ②「差別化」して ③「一点集中」して 
④「NO.1」になること。これを2時間の講演の中で何回か
全員で”声を出して人差し指を立てながら”唱和させられるので
物覚えの悪い私でさえも、これだけは忘れないで帰りました。


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   会場のシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(舞浜)

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