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2011年2月 Archive
ノーマライゼーション
- 2011年2月28日 08:26
「アシストワーク神木」の発足10周年を祝う会が
一昨日ホテルKSPでありました。当社ではこのグループに
管理している賃貸建物の大半の清掃を委託しています。
始まりは高津養護学校で試験的に取り組んだ清掃作業で
2001年に宮前区神木本町の福祉施設「長尾けやきの里」の
1室を借りて10名で知的障害者の地域作業所としてスタート。
お祝いの席で私は隣の方と名刺交換をしたところ、たまたま
そこを運営する社会福祉法人の理事長さんでしたが、その方は
当社がかなり前にガソリンスタンドの工事をさせて頂いた
お客様だったのには驚きました。
アシストワークを当社に紹介したのは川崎青年会議所の先輩
だったデータープロセス社長の成田さんで、当時お嬢さんが
養護学校に通われ、PTAの会長をしていたとのことでした。
成田さんにはリフォーム工事などでもお世話になったのですが
5年前に事故で急逝され、お祝いの席にいないのは本当に残念です。
当社で最初に依頼したのは新城の井上弘明さんの建物で
それから当社の不動産管理物件が徐々に増えていって
来月新たな物件を依頼すると50棟を越えることになります。
式典ではかつて在籍した社員も含め全員が壇上にあがり
入社年度別に紹介されましたが、その中にはここから
小田急電鉄の特例子会社や高津郵便局、居酒屋の「紙風船」に
入社して活躍している人たちの元気な姿もありました。
懇親会ではアシストワークの活動のビデオが放映され
清掃を依頼している団体の人からは「皆さんは映像にあったように
普段目に触れない場所まできちんと丁寧に清掃してくれる。むしろ
プロの方が要領よく手抜き?をする。」というお褒めの言葉も。
「ノーマライゼーション」とは、障害者が特別区別されることなく
健常者と社会生活を共にするのがノーマルなこと、とする考え方。
アシストワークは正にそれを実践している団体であり、当社も
その実現に向けて今後も協力を惜しまないつもりでおります。
エコファクトリー
- 2011年2月17日 18:57
「3R」とは2004年のサミットで当時の小泉首相が
環境と経済が両立する循環型社会を目指して提唱した
リデュース(発生抑制)、リユース(再利用)、リサイクル
(再資源化)という考え方のことです。
建設関係ではこの4月から廃棄物処理法の改正が予定され
工事の廃棄物処理の最終責任は元請業者が負うことになります。
昨日工事部と安全衛生協力会の会員が、横浜にある産廃の
中間処理工場「光洲エコファクトリー」を見学しました。
ここを経営する㈱光洲産業は協力会の会員であり、当社のお客様
でもあります。5年前に開設した敷地4,100坪の広大なこの工場は
元々そごうの物流倉庫だったとのこと。
見学はまず中央操作室から。延床面積25,000㎡の工場内を
44台のカメラが24時間操業の業務を監視し、指示を出します。
工場に搬入された廃棄物はまず車上で手選別をして、紙くず
木くず、廃プラ、金属などに分別して破砕機にかけられます。
発砲スチロールは柱状の電線の被覆材の原料に再生されます。
コンクリートのがれきからは再生砂や再生砕石が生まれ
再び建築材料として使われ、廃プラスチックからは
固形燃料が再生され発電所等で使われる、というのは意外でした。
日本全体の産廃排出量は横ばい状態ですが、首都圏の処分場は
あと4.4年分しかないので、更なるリサイクルが求められます。
また建設業から出る割合は18%なのですが、不法投棄に限れば
建設系のものは全体の約8割を占めています。
最後に、現場で廃棄物をきちんと分別しないとどうなるか?
金属や木くずなど再生が可能な廃棄物は処分コストが安いのに
再生不能なものと混合してしまうといかに無駄な費用がかかるか
大変わかりやすく社員の方が説明してくれました。
環境問題と建築コストが一挙に解決できる秘訣は、現場監督の
意識ひとつであることを教えられた有意義な半日でした。
スポーツ吹矢
- 2011年2月 9日 12:21
「たちばな経済研修会」は毎月、原則第二火曜日の夜に
ホテルKSPで開催され、様々な講師によるお話を聞いています。
昨夜開かれた同研修会でたいへん面白い体験をしました。
それは「スポーツ吹矢」です。講師は、社団法人
日本スポーツ吹矢協会、相模原支部長の丸岡さんです。
この協会は1998年に設立され、現在全国に550支部、会員は
23,000人。聖路加病院の日野原重明さんが最高顧問で
協会のパンフレットに「長い筒に入れた矢を吹くということは
(中略)良い健康法である」というメッセージを寄せています。
吹く基本動作はまず矢を入れた筒を両手で持ち、鼻で3回息を
吸いながら頭の上まで挙げ、次に筒を一度下げて口で息を13回で
吐き切ります。そして再び鼻で息を吸いながら筒を肩まで挙げて
筒を的に向け、一気に吹くのです。
このように胸式呼吸と腹式呼吸を組み合わせると、呼吸筋が
鍛錬されて、この継続により医学的にも肺機能の改善が認められ
高血圧の改善や、心筋梗塞や脳梗塞の予防にもつながるとのこと。
いいことずくめですが、果たして本当に初心者が吹いて小さな的に
矢が当たるのでしょうか・・・?それが当たるのです!
まず言われた通りの動作を行い、筒をくわえて一度息を止め
筒先を的に向けてフッと吹くと、矢はスッっと一直線に一瞬で
的のやや真ん中近くに刺さったのです。
出席者全員が次々にトライして、大半の人が3本の矢を
すべて的に命中させていました。特に吹くこつは無いようで
ビニールを巻いた吹き矢は軽く、まっすぐ飛ぶので筒先が的の方向に
向いていれば、初めてでも滅多に的をはずすことはありません。
これは面白い!例えばダーツに比べても的中率が高いのと
矢の速度は時速100kmを超えているので、スピード感が味わえます。
あまり練習しなくてもすぐ出来て、健康にもよく、年齢を問わずに
このように楽しめるスポーツは、あまりないかもしれません。
送別会
- 2011年2月 3日 18:31
イギリス人のケリーさんは33年前に墨絵の勉強のため
来日して以来ずっと日本に在住し、墨絵を描く合間に
英会話などを教えながら、西麻布で暮らしています。
ケリーさんがずいぶん前に日本語学校に通っていたころ
たまたま私の家内と知り合って、それぞれの英語と日本語の
勉強のため、それ以来お互いの家を行き来していました。
私も昨年10月の1ヶ月間、ロータリーのGSEのプログラムで
アメリカから来日する6人のお世話をすることになったので
彼女から何回か短期の英会話レッスンを受けました。
私の英会話の実力は、学生のとき英検の2級を取って
それ以来、実際に使うのは海外旅行のときくらいなので
それを短期で上達させるのはやはり難しいことでした。
さてケリーさんは、この度ご主人がビジネスの拠点を
彼の故郷のスイスに移し、長年住んだ日本を離れることに
なったので先週の日曜に六本木ヒルズで送別会が開かれました。
どんなパーティーになるのかなと思って出かけましたが
出席者は90名ほどで、ケリーさんから英語を習っていた
人たちを中心としたものでした。
バー形式の飲食店を借り切っていることもあり
カジュアルな立食パーティーで、形式的な挨拶等は一切なし。
ビンゴゲームのあと、出席者全員からの記念品として
真珠のネックレスを最後にプレゼントしました。(写真下胸元)
参加者の中で東京青山ロータリークラブ会員のIさんや
我が家の場所を知っている!という中原出身のYさんなどを
ケリーさんが紹介してくれたので、すぐ雰囲気に溶け込めました。
また「クイーンアリス」で修行した後、青山で「レ・クリスタリーヌ」
というレストランの支配人をしているジャンさんはとても気さくで
口コミの評判もいいので一度行ってみようと思っています。
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