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本氷川坂下

  • 2011年6月13日 20:23

当社では昨年社名のロゴをリニューアルしました。
英文のJECTOを多少デザイン化したのです。
当社がCI(コーポレートアイデンティティ)を導入して現在の
シンボルマークを制定したのは1990年です。


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社名はまだ「川崎組」の時代で、委託したのは企業イメージ
専門の制作会社、アイコム(当時はアルマ)です。
主宰の桑原達美さんはNHKに在籍中、東京オリンピックの
競技別のシンボルマークを作成し、その後独立しました。

それから4年たった1994年、会社設立50周年を迎え
記念事業の一つとして社名変更することが決まり
社内から名前を募集しましたが、決定的なものが無く
再びアイコムに委託して生まれたのがJECTOだったのです。


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この時はエポック中原で新社名披露コンサートを行い
舞台の上から新社名を発表しました。
昨年はCI導入から早や20年。アイコムからマークの
リニューアル提案があり、できたのがこの新しい英文ロゴです。


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先週の金曜日、たまたま渋谷で打合せがあり、その足で赤坂の
アイコムの事務所を訪ねました。桑原さんとアートディレクターの
太田さんも加わり、いかにして地域に社名を浸透させるか
今後の当社の視覚的な広報戦略について意見を交わしました。


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ところでこの事務所の前の道には「本氷川坂」の標識があり
この建物の敷地はなんと「勝海舟邸跡」だったのです。
勝海舟の生まれは今の両国ですが、蘭学を学ぶために赤坂に転居
36歳からは本氷川坂下、つまりこの地にしばらく住んでいました。


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CI5 .jpg


坂本龍馬が千葉重太郎と、勝海舟を切る覚悟で面会して
逆に海舟に世界情勢を説かれ、また人柄に惚れて門下生となった
あの有名な会談はこの地で行われたとのこと。
これを機に龍馬は大きく成長して、西郷隆盛とともに
明治維新成立の重要な存在になったことは言うまでもありません。

思わぬところで大きな歴史の節目になった場所に出会えるのが
東京の魅力。今度はゆっくり周辺を散策してみたいものです。

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