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2011年7月 Archive

ペット「共生」マンション

  • 2011年7月16日 16:41

今週は、たまたま2ヶ所でペットケアマンション
に関する話をする機会がありました。最初は
火曜日に東京ビッグサイトで行われた賃貸住宅フェアでの
横浜快適住環境研究所の石川所長の講演で、その中の
パネルディスカッションへの参加です。

ここでは5つのコンセプトマンションの例が取り上げられ
その一つとして当社が昨年施工し管理しているペット共生型の
「センチュリー等々力緑地」の特徴についてお話しました。(写真下2枚)


ペット共生1.jpg


ペット共生2.jpg


水曜、木曜の2日間は当社が加盟している不動産チェーン
ERAの全国大会が舞浜のホテルで行われました。
これはERAの発足30周年を記念する大会でもあります。

当社はちょうど加盟10年ということで表彰されました。
入会当時の当社の不動産管理戸数は約500戸で、加盟とともに
管理戸数が増加して、現在は1750戸を数えます。

木曜日は分科会があり、そこで管理部門の収益改善につなげる
付加価値建築と入居者サービスというテーマで
「センチュリー等々力緑地」の企画、施工、募集と完成後の
入居者交流会まで一連の流れと詳細について説明しました。(写真下2枚)


ペット共生3.jpg


ペット共生4.jpg


今回あらためて調べて分ったことがありました。それは
51所帯中ペットを飼っているのは、約7割と聞いていたのですが
実際は契約時点で28所帯(55%)だったのです。

このマンションの東側が等々力緑地、多摩川べりまで3分
という環境は、ペットの飼育だけでなく飼ってない人にとっても
魅力的な立地だったわけで「ペット共生マンション」とは
ペットを飼っている人と、飼っていない人が協調して暮せる
共同住宅、と定義しなおしてもいいかもしれません。


ペット共生5.jpg


また今年の大会では大変嬉しいことがありました。
C&Cという全国の年間セールスコンテストで当社の
樋原が賃貸仲介手数料の部門で初めて入賞したのです!(写真上)
来年は他の社員も奮起して彼女に続いてもらいたいものです。


ペット共生7.jpg


ペット共生6.jpg
        センチュリー等々力緑地


地鎮祭

  • 2011年7月12日 09:27

私に物心がついた頃、本社屋の隣地には上州屋という
乾物屋さんがすでにあり、その後当社で建物を改築させて
いただき、昭和50年台後半まで「上州屋ストアー」として
営業していました。

オーナーだった茂木さんはお店をたたんで
八王子に引越し、そのあと当社が駐車場として
ずっと借りていましたが、平成20年の秋に
土地を売却したいという話が持ち込まれ、当社で
購入することになりました。

ここに建物を建てるとしたら何がいいか?
中原の駅前立地としては商業ビルか、住居系なら
ワンルームが一般的です。

私はその頃シェアハウスに興味を持つようになって
いました。そしてたまたま昨年春、シェアハウスの
運営をコンサルする会社に関わらないかという話があり
資本参加したのがシェアプロデュース(株)です。


シェアビレッジ6.jpg


シェアビレッジ2.jpg


そうしてシェアハウスの構想は昨年末に固まり、年が明けて
実施設計に入って、先週の土曜日に地鎮祭が行われました。
竣工は来年の3月の予定です。

1階は駐車場で2階から6階まで各階6室の個室で
合計30室、7階は共用スペースでキッチン、ダイニング
リビングがあります。水回りは各階に男女別の洗面、トイレ
シャワーが設備され、ユニットバスは7階のみです。


シェアビレッジ武蔵中原4.jpg


シェアビレッジ武蔵中原3.jpg


目玉?は7階のリビングから屋上に直接階段で上がれるように
したことで、小杉のタワーマンション群を遠くに眺めながら
グラスを傾ける、なんていうのも可能です。

近年プライバシー尊重が行き過ぎ、人と人との触れ合いを
再び求めるようになり、住宅でもいわば共同生活的な
シェアハウスが脚光を浴びていますが、それを当社が実際に
運営してみて色々なノウハウを得るのが大きな目的です。


シェアビレッジ5.jpg

ブレーンサービスフォーラム

  • 2011年7月 9日 19:12

昨日北青山で行われたブレーンサービスフォーラムに初めて
参加しました。このフォーラムは、経済評論家の荒和雄さんが
毎月主催し、異業種の経営者や幹部が本音を語る会として
活動を続けてきているそうで、今度で238回を数えます。

きっかけは今年の5月12日に荒さんを中心に地元金融機関と
建築家、建設会社が共同主催した「家族の絆を強める3世代住宅」
というテーマの東京ドームホテルでのセミナーへの参加でした。(写真下)


ブレーンサービス (2).jpg
         中村さん(イル・マーレ設計工房)

ブレーンサービス (1).jpg
         東京ドームホテルでのセミナー風景


私は講演した建築家の中村さんから誘われ、名を連ねた
建設会社も都内北区の老舗企業で知っている会社でした。
荒和雄さんは銀行の支店長から評論家に転身した人で
著作は今まで160冊にも及びます。

昨日のフォーラムの参加企業は少数でしたが、東北から
関西までの異業種が集まり、大震災の影響や今後の経営の
見通しなどについて、順次意見交換を行いました。


ブレーンサービス3.jpg
               荒 和雄さん

大阪市から来た食品の包装加工を行っている会社は
輸出業者から静岡産のお茶を扱わないよう要望があり
大手飲料業者からは一番茶を使わず前年のものを使うよう
言われているとのこと

また那須塩原の旅館の支配人は、3月11日以降月末までの
宿泊者は予定の1割まで落ち込んだが徐々に回復している。
予約はネット経由が半分までになって「るるぶ」などの雑誌広告は
一切出さなくなり、業界全体でもエージェント経由の予約の比率は
低下していると言っていました。

都内からは輸入ワインの販売会社や、海底ケーブル等を扱う
鋼材卸売会社、学生の就活支援塾を運営するWeb企業など
普段あまり接することの無い企業の話を、神宮外苑の青々とした
銀杏並木をガラス越しに眺めながら聞いていました。


ブレーンサービス4.jpg


限定したエリアで地域に密着した営業活動を行う当社の仕事は
ちょっと特別なように感じ、ときどき視点を変えて経営戦略を
考えてみることも必要なことかと思いました。

三回忌

  • 2011年7月 5日 14:09

京浜急行青物横丁駅の改札を右に出てすぐの交差点を
左折して旧東海道を品川方面に向うと、間もなく左手に
天妙国寺の山門が見えてきます。
先月末、私の母方の伯父の三回忌がそこで催されました。


妙国寺1.jpg
               旧 東 海 道


妙国寺2.jpg
                山  門

このお寺はいろいろ思い出が深い場所です。
母方の祖父は私が5歳のときに亡くなり、小学校に
上ってから法事で何回か訪れた遠い記憶がまずあります。

そして私の娘が小学校に入るころから、祖父の命日の
8月28日にここでお墓参りをしたあと、毎年親戚が大森の
祖母の家に集まるようになったのです。祖母はひ孫たちを
大変可愛がり、この集いは祖母が90になる頃まで続きました。


妙国寺4 (1).jpg
                本   堂

妙国寺7.jpg


天妙国寺は日蓮の直弟子が1285年に創建したと伝えられ
本堂は18世紀に再建されたもので耐震補強が施されていました。
敷地は地図から推測すると3000坪くらいはありそうです。

近年新しい葬祭施設ができましたが、旧東海道から少し
奥まった山門、広々とした境内と中央にある本堂のたたずまいなど
私の幼少のころの雰囲気もかなり残っています。

今回の法事の中でお坊さんから、次のようなお話がありました。
このお寺は顕本法華宗という小さな宗派であること。調べてみると
京都の総本山のほか福島県と千葉県にお寺があるだけです。


妙国寺4 (2).jpg


妙国寺5.jpg


そして「久遠実成(くおんじつじょう)」と書いた紙を取り出し
人間として生まれて悟りを開き、苦しみを乗り越え永遠の未来まで
私たちを導いてくれるお釈迦様を教主としていること。

そして「雑乱勧請」していない、つまり境内に色々なお堂が
あるわけではなく、本堂が一つという単純明快な宗派であること。
私は何回も法事に出ていますが初めて聞いたような気がしました。

お清めの席で叔父が「お寺はふるさと」と挨拶しましたが
物心がついた時から変わらない風景に接して親戚が集まって
故人の思い出に浸れる場所・・・私の気持ちを表した発言でした。


妙国寺6.jpg

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