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フランス旅行記 2

  • 2011年8月 8日 20:27

翌日、私たちはモンサンミッシェルに向けて
TGVに乗ってパリ・モンパルナス駅を発ちました。
レンヌで下車後、バスに約1時間乗ると対向車越しに
まさに忽然と修道院の建物が見えてきます。


モンサンミシェル1.jpg


モンサンミシェル2 (1).jpg


モンサンミッシェルの起源は708年までさかのぼり
ある司祭がみた夢をもとに造られたと伝えられ
10世紀には修道僧がそこに居を構えるようになり、その後
キリスト教の巡礼地として多くの人が訪ねるようになりました。

約30年前に世界遺産に指定され、もうすっかり観光地化
されていますが、聖堂の一番奥に床に坐して祈っている
一人の修道女を見たときは、急に敬虔な気持ちが湧いてきました。

モンサンミッシェルの日帰りはきついと聞いていたので
島内で一泊して、翌日やはりTGVでパリに帰りました。
フランスの鉄道は日本人から見ると不思議なところがあります。


モンサンミッシェル4-1.jpg


モンサンミシェル4.jpg


地下鉄の入口は自動改札、出口は回転ドアを押すだけで
切符を渡すところがありません。モンパルナスのような
大きな駅の入口には改札さえなく、切符を持ってホームから
そのまま列車に乗り込み、降りる駅には出口の改札が
ないのです。2日とも車内で検札もありませんでした。

この日の午後私たちはパリ郊外にある、現代建築の巨匠
ル・コルビジェの設計した有名な「サヴォワ邸」を見学。


サヴォワ邸 1.jpg


完成は1931年。1万㎡を越える敷地に建つ細い柱の上の
六面体の建物は80年前の住宅とはとても思えない
今見てもとても斬新なデザインです。とくに屋上に
設けた半円形の壁が効果的で、遠くから見ると前衛的で
未来的な感じを与えています。


サヴォワ邸2-1.jpg


サヴォア邸3-2.jpg


週末過ごす個人の別荘として建てられましたが
その後ドイツ軍や連合軍に徴用され、荒れ果てていたのを
1964年に文化相アンドレ・マルローが建築モニュメントとして
指定し、それから改修が行われて、今では外国人を中心に
年間3万人がここを訪れているそうです。

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