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100年企業探求会

  • 2012年1月23日 20:17

私は昨年末より「創新塾」という経営セミナーを受講し
始めましたが、その中に創業100年以上の企業レポートが
あります。私が参加したのは創新塾の74期で、70,71,72期の
合同の100年企業探求会が先週開催されました。3つの
グループがそれぞれ訪問した長寿企業のプレゼンテーションを行い
最後に参加者が投票をして優劣をつけるのです。


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まず初めの企業は創業143年の「丸う田代」です。
ここは「かまぼこ御三家」と言われる鈴廣、籠清(かごせい)
に次ぐ企業で、特徴は正月用かまぼこに代表されるような
高級品のみを扱っていて、四代目が昭和40年代に売上げを
伸ばしましたが、バブル崩壊後リストラクチャリングを行い
現在でも高収益体質を維持しています。


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次は創業117年の日本橋の「タナチョー」というガラスや
サッシを扱う建材会社です。ここの社是は「商根一徹」で
社会に必要とされる財・サービスを提供、販売することにより
結果として利益をいただく、という考え方です。
創業は長崎ですが、戦後本社を東京に移し、オイルショックや
バブル崩壊の波を乗り越えて現在に至っています。


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最後は創業明治2年「キムラヤのパン」木村屋総本店です。
五代目が中興の祖といわれ、現在の銀座のビルを建設。
あんぱんの味は明治天皇に献上したものと今でも変わらず
またパン文化が広まるよう製法特許は取らなかったとのこと。
七代目の現社長は大変謙虚な方で、訪問メンバーに慎ましやかに
対応してくれたことが印象的だったそうです。

3グループ終了後、投票が行われ、ニュースショー形式で
独特のプレゼンを行った2番目のグループが優勝しました。


100年.jpg

さて当社はあと8年で創業100年を迎えます。少子化の中で
これからの建設・不動産業界は更に厳しい環境が予想されますが
住宅が無くなるわけではありません。勝者は常に存在し
私たちはの仲間に入れるのか?それはそのことを強く願い
この地域で他社を全く寄せ付けない品質、サービスを実現させる
より方法はないと確信しています。

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