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福田市長とアメリカ

  • 2015年10月22日 19:11

昨日、私たちのロータリークラブの例会に
川崎市長の福田紀彦さんをお呼びしました。
福田さんは、高校・大学をアメリカで過ごしていたので
その頃の話を中心にしてほしいとお願いをしました。


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お父様が転勤でジョージア州アトランタに赴任したのに伴い
福田さんも地元の高校に転学。英語はチンプンカンプンで
帰宅後、日本アニメのTV放映で英語を勉強したとのこと。

高校2年のとき、同級生が町に2つしかなかった信号を
増やしたいと運動を始め、これがクラス、教会、大人と
輪が広がり、市長への直談判まで発展。その結果3つ目の
信号が設置されました。「自分たちの町を自分たちで作る」
という経験が、今の原点になっているようです。


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とても面白かったのは、アメリカは18歳で選挙権があり
選挙前になると共和党支持の先生が「今度の選挙はみんな
分ってるだろうな!」と支持する候補者名を挙げるそうです。
ところが生徒も「はいそうですか」ではなく、小さい頃から
培われた「ディベート」術を駆使して論議を戦わせる・・・。

日本でも来年の参議院選から18歳の高校生に選挙権が
与えられますが、学校内では教師は個人的意見を控え中立を
保って生徒を指導するように求められています。

私はどこから見ても中立、というのはあり得ないと思って
いますが、この話を聞いて教師を中立にさせるのではなく
色々な意見を聞き、生徒自身が考え判断する力を付けさせる
ことが教育ではないかと強く思いました。

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        グリーンビルのダウンタウン(2012年6月)


大学はマンモス校を避け、隣のサウスカロライナ州グリーンビル
という小都市のファーマン大学に進学。(偶然にも私はロータリー
の関係でこの町と大学を訪れたことがあったのです!)
ここで哲学の授業はいつも校庭で行うのが特徴。あるアジアの
思想の本のリポート課題で一人の学生が「この思想に基づき
一日の旅に出た」ことをプレゼン、大いに感銘を受けたそうです。


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       ファーマン大学のキャンパス(2012年6月)

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市政については、2020年の東京オリンピックの際に
川崎市はパラリンピックを支援し、それを川崎からの
レガシーとして継続したいこと等について触れました。

30分という短時間でしたが話の内容がとても新鮮で、溌剌と
話す市長の姿に多くの人が好感を持った集いになりました。


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