お客様インタビュー株式会社キャム代表 越水隆裕 様
中原工房でDIYの魅力に開眼
2024年10月、宮前区宮崎に、木造2階建ての戸建て住宅とメゾネット賃貸を擁する
「キャムハウスヒルズ」が完成しました。
オーナーの越水隆裕さんは、洋服の製造、内装リフォーム、不動産管理など、
多岐にわたる業種を手がける株式会社キャムの代表を務めています。
「もともと私の祖父は大工、父は婦人服の製造という、ものづくりの家系です。
私が不動産管理を始めたのは、2003年に祖父が亡くなったのを機に、語学留学先のロンドンから帰国してからです。
当時父が代表を務めていたキャムでアパレルの営業をするとともに、66戸の賃貸物件の管理も任されることになりました」
小さい頃からアパレルの仕事がしたかったという越水さんは、初めは賃貸業が好きではなかったといいます。
「しかし10年ほど前にこれではいけないと、賃貸業に本格的に取り組み始めました。ちょうどその頃オープンした『中原工房』をオーナー仲間から紹介され、DIYの楽しさを知りました。さまざまな相談にも乗っていただき、管理物件のリフォームを自ら手がけるようになりました。」
←中原工房を利用して越水さんが制作した館銘板
越水さんが手がけたリフォーム物件は、海外の部屋を彷彿とさせる個性的なカラーリングが好評で、空室が出てもすぐに入居者が決まる人気物件です。
培った知見とノウハウの集大成
キャムハウスヒルズは、設計と施工をジェクトにご依頼いただきました。
「『この地域にないものを』というコンセプトで、メゾネットに加えて戸建て賃貸を選択しました。今回の物件は、これまで培った知見やノウハウの集大成にするという思いで、信頼のおけるジェクトさんにお願いしました」
その言葉通り、カラーリングにこだわったデザインや、収納を極力減らして居住スペースを拡大するなど、越水さんの「オーナー哲学」が随所に見られます。
2つの建物の間には、あえて遊びの空間(たまり)をつくり、入居者同士の交流の場や、シェアサイクルの導入など、今後の多様な活用の可能性を残しています。
「竣工をもって終わりではなく、常に先を考えることで、賃貸物件の価値は向上していきます」と越水さんは語ります。
ジェクトの対応については「予算面で厳しい局面もありましたが、譲れる点と譲れない点を明確に伝えることで、的確な提案をしていただきました。ペット可にするため床材をフローリングから塩ビタイルにして工事費が上がった時は、別の箇所で調整し、予算内に納めることができました。すべてにおいて満足のいく結果でした」と感想をいただきました。
大切にしている自身の「五倫」
越水さんは人生の指針として、自身で掲げる「五倫」︱「安全・安心・挨拶・笑顔・ワクワク」を大切にしています。
「特に大切にしているのが“ワクワク”です。大家として、入居者がワクワクする暮らしの提案をしていきたいですね」
また越水さんは、不動産業界のコミュニティ運営や、異業種交流会「コシガタリ」の主宰など、人と地域をつなぐ仕組みづくりにも長年取り組んでいます。
「コシガタリ」では、地元の飲食店などを会場に、さまざまなジャンルのゲストスピーカーによるセミナーを開催し、地域の街づくりに貢献しています。
「不動産業界の固定観念は、40年前から変わっていません。時代が変わる中で、大家も変わる必要があります。固定観念を捨て、“行動する大家”としてこれからも走り続けます」と、越水さんは未来への意気込みを明るく語ってくれました。
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