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流行語大賞

やはり言葉には賞味期限があった。多くは、時々の世相を
映す鏡ともなる。今年は新語・流行語大賞を一つに絞りきれない
ほどいろいろあった。同時受賞四つのうち、「じぇじぇじぇ」は
NHKの朝ドラ「あまちゃん」で使われてきた驚きや感動を表す
三陸地方の言葉だ。海女たちの底抜けの明るさと震災復興を
願う視聴者の思いも重なりブレークした。

同じく人気ドラマ「半沢直樹」の主人公が、理不尽な上司に放つ
決めぜりふ「倍返し」も下馬評通りだった。現実と照らし合わせ
溜飲を下げたり、小さくつぶやいてみた人もいただろう。
滝川クルステルさんの「お・も・て・な・し」のスピーチが東京五輪
誘致に一役買ったのは間違いないだろう。こちらは中高年男性
からの支持が高かった?ともいわれている。

一方「アベノミクス」が大賞から外れたのは期待先行のためか。
安倍首相がらみでは原発事故の汚染水漏れが続く中での
「コントロールされている」発言への違和感が今でも消えず、
気がかりな点が目に付く。

最たるものがベスト10入りの「特定秘密保護法」で、
タカ派色を強め数頼みの強硬姿勢には危うさがつきまとう。
国民の知る権利を奪うような法にはノーの声を上げたい。
それはいつかー残る大賞、予備校講師・林修さんが叱咤する
「今でしょ!」。

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