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終戦から68年

昨日は広島市で原爆戦没者慰霊式と平和記念式が営まれた。
9日は長崎市でも式典が行われ、15日は終戦の日だ。
この10日間は核廃絶と恒久平和への思いを新たにする時期だ。

1945年8月6日に原爆が投下された広島市では当時の人口
約35万人のうち、同年末までに約14万人が死亡したとされる。
今でもなお多くの被爆者が放射線の影響による健康被害に
悩まされている。

原爆投下と終戦から68年経った。被害者と戦争体験者の
高齢化と減少が進む。戦争体験を風化させずに後世へ伝えようと、
今月は各地でさまざまな催しが開かれる。息の長い取り組みこそ、
今を生きる人たちの大切な役割に違いない。

広島市の式典には原発事故で被災して放射線への不安を
抱える福島県民も昨年に続いて出席さされたようだ。同県浪江町の
町長さんは「関東より西では、原発事故が風化しているきらいがある」
と話されたという。

「原発は絶対に安全」と言われ続けて事故は起きた。
経済成長も国民生活の安定も重要だが、平和と安全が大前提だ。
世界唯一の被爆国であり、深刻な原発事故も経験した日本
だからこそ、政府は国民の声を謙虚に聞きながら、国の進路を
慎重に定めるべきだ。

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