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新駐日大使に期待する

日本と米国との外交は、1853(嘉永6)年の黒船来航
によって幕が上がる。この時、米国を代表した提督こそ
マシュー・ペリー。その後、初代の駐日総領事としてタウゼント・ハリス
が赴任し、日米修好通商条約などを結んだのは史実の通りだ。

第2次世界大戦以降の駐日大使を見ると、日本人の妻
を持ったエドウィン・ライシワーやカーター、レーガン両政権時に
約12年も重責を務めたマイケル・マンスフィールド、副大統領
経験者でもあったウォルター・モンデールが有名だ。そして
3年前の夏、広島平和式典に初めて参加したジョン・ルース
らがいる。

その米国のオバマ大統領は、次期駐日大使として、
キャロライン・ケネディ氏を指名することを発表した。
日米の長い外交史の中でも米国が駐日大使に女性を起用
するのは初めてだ。上院での承認を経て秋にも着任する。

彼女の父親は、あのケネディ元大統領(JFK)。さらに、
叔父には元司法長官のロバート・ケネディや元上院議員の
エドワード・ケネディなど、有力な政治家がおり、米国内では、"
ケネディ王朝"とも称される。

ただし、キャロライン氏の政治的な手腕は未知数。今回の起用は、
オバマ大統領の有力な支援者であったことが最大の理由とされ、
今後の日米関係にどのような影響力を持つかは不明だ。

 

 

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