トップ > 社長ブログ
blog
2020-04-10
ちょうど今年が当社の創業100周年に当たり、
昨年7月からその記念事業として施工を行っていた
3つの要素が含まれた複合建物が竣工しました。
1階が学童クラブ「あゆみ」とシングルマザー向け
シェアハウス「シェ・トワ中原」、2階から4階が
賃貸マンション「サウンドステージ1st」15所帯です。
学童クラブ入り口
シェアハウス入り口
賃貸マンション入り口
学童クラブは昨年夏から説明会を行い、1年目の定員
30名のところ19名の申込みがあり、先月28日に
内覧会を行って今月1日からスタートしました。
カリキュラムにある週1回の英語の講師は私が習っている
オーストラリア人のサミュエルさん。私も小さいときから
ネイティブと接する機会があったらどんな人生が開けたか…。
このシェアハウスは企画段階からシングルマザー向けを
数棟運営していたエヌ・アセットの細山さんに相談して
アドバイスを受け、募集・管理もお願いしています。
シェアハウスのエントランス
ダイニングキッチン
賃貸マンションの最大の特徴は室内で楽器が弾けること。
私は8年前に都内の建設会社の楽器が弾ける賃貸の完成見学会
に参加して意外だったのは、入居者の中で音大生の割合が少数
だったこと。潜在的な音楽好きが多数いることが分かりました。
以来このような賃貸をいつかと考えていて今回やっと実現。
3月末に隣の部屋で遮音が体験できる見学会を開催しました。
100dBくらいの騒音レベルのCDでピアノ演奏を聴いた後
隣の住戸に移って界壁のそばまで行っても音は聞こえません。
エントランスではピアニストによるミニコンサートを開催。
このピアノは入居者が自由に弾け、このような“音楽に満ちた賃貸”
を今後推進し、新たなコンセプトマンションを広めたく思います。
テーマ名
ページ作成日 2020-04-10
2020-03-24
最近ある建築関係の雑誌に、和風建築の大家
吉田五十八設計による旧猪股邸の紹介記事があり
最後まで読むとこの住宅は見学できることが判明。
場所は成城5丁目。調べるともう一軒歩いて程ない
4丁目に、旧山田邸という洋館が公開されていました。
早速、小田急線・成城学園前は北口を降りこちらの住宅へ。
昭和12年、アメリカで成功した実業家が寄棟造りの邸宅
を建て、戦後一時GHQに接収されたあと、昭和36年には
日本画家が購入、平成27年に世田谷区に寄贈されました。
玄関のステンドグラス、階段の手すり、内部の建具など
ほぼ建築当時の状態を保ち、戦前の洋風住宅が今も体験でき
平成27年に世田谷区有形文化財に指定されました。
ここから僅か徒歩5分で屋根付きの門がある昭和42年築の
旧猪股邸です。設計は近代数寄屋建築で高名な吉田五十八。
約580坪の敷地と100坪の建物は相続の折やはり世田谷区へ。
玄関を上って、和風仕上にじゅうたん敷の居間に入ると
雨戸、網戸、硝子戸、障子が全て引込み式の広い開口から
日本庭園が目に飛び込んできました。反対側には中庭があり
風が通り、外部と室内空間が一体になる感じです。
一番奥の書斎も、角が庭に突き出す形で建具は両脇に引込み
大きな開口から素晴らしい庭園の緑が楽しめます。
両邸宅とも相続時に遺族が売却でなく寄付を選んだ行為はまさに
ここを管理する財団「世田谷トラストまちづくり」の設立趣旨の
“世田谷の美しい街並みと緑の資産を次世代に継承する”ことそのもの。
区民でない私たちも、その恩恵をこうむれるのは嬉しいことです。
テーマ名
ページ作成日 2020-03-24
2020-02-10
先日、ロータリークラブ例会で「studio FLAT」代表の
大平暁さんをお招きしてお話をお聞きしました。
「studio FLAT」は障害のある人たちがアートを通じて
自己表現できるよう支援する事業所です。
中央が大平さん
この1月に幸区の「コトニアガーデン新川崎」の2階に
事業所がオープンし、私と神谷会員で先月訪ねましたが
大平さんのことを始めて知ったのは昨年9月の日経新聞の記事。
そこには2020年1月に知的障害者の芸術創作活動を
支援する拠点ができること、2018年の「Colorsかわさき展」
という障害者アート展で、入札で展示作品を購入してもらう
取り組みに彼が関わったことが書いてありました。
2018年 Colorsかわさき展
この市文化財団主催のアート展は昨年11月に3回目が
開催され、ここで初めて私は大平さんとお会いしました。
その時展示されていたアート作品には最低価格が書かれ、
私は8枚の入札に参加、何と全て落札したのです!
何人かの作家さんは直接作品を届けてくれました。
大平さんの話では、1回目の開催時に福田市長が見に来た際
素敵なアート作品を市民が購入できる方法はないのかと問われ
入札で来場者が購入できるよう考えた、とのこと。
ある福祉施設長が以前ヨーロッパに研修に行ったとき
障害者のアートが日常的に取引され、障害者が収入を得て
自立する一助になっていることも大平さんは聞いていました。
私は絵画やアート作品がとても好きなので、今回のように
2~3万円からすてきな作品が購入できることが嬉しいのです。
時々覗く画廊に掛る絵画は最低でも数10万円から。これを発展させて
誰でも手軽にアートが購入できる社会を実現させたいと思います。
【購入した8枚の作品】
テーマ名
ページ作成日 2020-02-10