blog
2023-07-22
社有のある賃貸独身寮は建築から35年が経ち、借主が退去
したのをきっかけに、大きく改修をしました。共同の食堂や
浴室、管理人が常駐するタイプの需要はもうないのです。
私が入社した昭和50年代、当社では木造2階建ての
独身寮を何棟か所有し、賃貸していたうちの1つが川崎市の
高等看護学院寮でした。(看護学院は今は川崎市立看護大学に)
当時の独身寮
この寮をRC造3階建てにすることを川崎市に提案し
1988年に30室の独身寮に改築されました。看護学院が
退出後、日本触媒の寮となり一昨年の解約を機に改修を計画、
設計をピークスタジオに依頼し、提案を受けて食堂・厨房部分を
貸店舗、寮室部分を11室の賃貸住宅としてリノベーション。
外 観BEFORE
外 観AFTER
賃貸のタイプは4つ、元々の6帖の寮室2室を1部屋に
した25㎡の1Kタイプから、5室を1部屋に改造した
2LDKタイプまで11部屋。建物のエントランスはもちろん
オートロックとし、未来空間?のようなデザインです。
玄 関BEFORE
玄 関AFTER
内装は壁構造のコンクリート躯体部分をできるだけ残し、玄関
も区画せず、そのまま土間部分にタイルを張り広く感じるよう
間仕切りも最小限にしました。
水廻りは配管のため20㎝ほど床を上げ、リビング部分も
床から段差を付けたので建物名も「UNFLAT」に。
入居者を募集して初めに申し込みが入ったのが一番広い
家賃も一番高い173,000円の2LDKタイプで、そのあとも
広い住戸から決まっていきました。
店舗は青森が本店のお菓子屋さんが入ることになり、
工房カフェでここのスイーツを提供できる日が早く来れば
と期待しています。
店舗の入口
テーマ名
ページ作成日 2023-07-22
<< | 2024年12月 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | |
29 | 30 | 31 |