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バンクーバー冬季五輪

 身近に置いたり、身につけていたりすると、幸運をもたらすとされるマスコット。いまでは大きなイベントにはつきもののようになったから、記憶にはなかなか残らない。

 五輪では東京や札幌のときはまだなかったように思うが、長野はフクロウの子どもをイメージした「スノーレッツ」だった。国内はまだしも外国での開催となると、五輪マスコットに関心のある人らを除けばまず覚えていないだろう。

 バンクーバー冬季五輪。公式マスコットは3体あるそうだ。茶色のあごひげを持つ人間に似た動物の「クワッチ」をはじめ、いずれもカナダ先住民の神話や伝説に基づくという。

 カナダは人口の8割近くを英仏など欧州系が占めるが、先住民のほか多くのアジア系も暮らす多民族国家。むろん、先住民は長く差別に苦しんできたし、言語や文化をめぐって根深い対立も続いてはいる。それでも看板の「多文化主義」は色あせていない。

 史上初となる屋内の開会式だったが、そうした文化の多様性をアピールされた。考えてみれば、五輪は民族や文化などの違いを超えて世界の競技者が集う祭典。選手村などはちょっとした多文化共生の場といってよい。

日本人選手の活躍を期待するとともに、「よりよき、より平和な世界の建設への寄与」という五輪憲章の精神がバンクーバーの地でさらに深まってほしい。

 友人のお嬢さんがカナダに永住されているが、久しぶりに喜ばしい、嬉しい毎日を迎えられると連絡があったそうだ。五輪中に得た多文化についてのお話を機会があったら伺いたいと願っている。

(M・N)

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