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混迷する政局

  • 2012年9月10日 11:24

国会は8日に会期末を迎え、約8ヶ月にわたる論戦が
幕を閉じた。とはいえ、8月29日に参院で野田首相の問責決議が
成立してからはほとんど"開店休業"状態だったため
「まだやっていたの」と冷めた反応にも聞こえてくる。

現在、国会議員の関心事は民主、自民両党の党首選だ。
1年以内には必ず衆院選が行われ、10月にも召集見込みの
臨時国会で解散との観測も流れるなか、党の「顔」を選ぶ
戦いになるため注目度は高い。

民主党は野田代表が7日に出馬を表明、再選の可能性が
高いとされる。一方、自民党の谷垣総裁を取り巻く情勢は厳しく、
何人かが競い合いそうだ。

もう一つ、中央政界をにぎわせているのが橋下大阪市長率いる
大阪維新の会の国政進出問題。9日には大阪市内で現職の
国会議員らと公開討論会を開き、新党旗揚げに踏み出すようだ。
維新の会が提示した衆院選公約「維新八策」をめぐり意見が
交わされることだろう。

政治の低迷を背景に国際社会における日本の存在が
薄らいできているとの指摘がある。二つの党首選や第三極の
新党づくりでは、政治を立て直す道筋を示せるか、しっかりと
見ていきたい。
 

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