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沖縄県の喜び

興南高校の快挙に続き、
ゴルフの宮本藍選手が米女子ツアーで今季5勝目を飾った。
日本ジュニア選手権では比嘉美子選手が
15~17歳の部で優勝を果たすなど、
沖縄の若者たちの活躍が続いている。
 
宮里選手は初日からトップを譲らない完全優勝で、
実力の高さを証明した。昨年の初優勝から順調に勝利を重ね、
日米通算20勝目。賞金ランキングのほか、
最大の目標とする世界ランキングも首位に返り咲いた。

米ツアーに本格参戦後はなかなか勝てず、初勝利は4年目。
2年間の大スランプも経験した。今季の躍進は、
勝てない時期に積み重ねてきた努力があってこそだろう。

興南の我喜屋優監督は、今春の選抜大会優勝後に
「花を支えているのは枝。枝を支えているのは幹。
幹を支えている本当に力強いのは目に見えない根っこ。
もう一度根っこづくりから始めよう」と選手に語ったという。

北海道で長く生活してきた経験から「表でワーワー言っているのは
大したことはない。下で耐えている半年の冬が源になる」とも語った。

上に向かって伸びていけない時期は誰にでも訪れる。
その時にいかに根を育てるか。根が深く、大きく張るほど実りも豊かになる。
結果にばかり目がいきがちだが、それを支える
目に見えない努力の大切さを教えてくれた。

(M.N)


 

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