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受験生

大ベストセラーの超ロングセラー、受験生に愛され続ける
”赤尾の豆単”こと「英語基本単語熟語集」(旺文社)の
復刻版(1966刊行)が発売されたようだ。
お世話になった人は数知れず。思わず、郷愁に駆られる人も
多いのでは・・・。

初版は42(昭和17)年だが、団塊の世代が
大学受験期を迎えた60年代半ばから爆発的に売れた。
復刻版の66年当時の価格は180円。受験生人口60~
70万人に対して年間売り上げが30万部に達したという。
出題頻度の高い見出し語句は赤色刷りで、ただひたすら
日本語訳を暗記したものだ。

受験誌「蛍雪時代」(旺文社)が今もあることを最近知り
懐かしさに駆られた。この「蛍雪」という言葉は、
中国・晋時代の歴史を記した「晋書」にある故事が元と
なってるそうだ。車胤(しゃいん)と孫康(そんこう)
という貧しい若者がおり、車胤は夏、ホタルヲ数十匹集めて
絹の袋に入れ、その光で勉学に励んだ。

孫康は冬、窓辺に積み上げた雪の明かりで書物を読み勉強した。
そうした努力の結果、2人は晴れて高級官僚に登用されたことから、
苦労あるいは苦心して学問を修めることを「蛍雪}と
いうようになった。

国公立大2次試験の前期日程がスタートした。志願者は
中期日程と後期日程を合わせた全体で50万4000人。
倍率は、国立大が4.6倍という。さあいよいよ実力の
みせどころだ。ガンバレ受験生!
みんなの将来に、明るい光が差す世の中になるよう祈るばかりだ。

(M.N)


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