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防災教育

今年3月に発行された小学校の道徳資料集に、こんな言葉を見つけた。
「並ぶことはみんなが生きること」。阪神大震災でのエピソードを基に、
人々が助け合うことの大切さを学ぶ教材になっている。

内容はこうだ。阪神大震災の被害地に、心待ちにしていた給水車が来た。
人々が我先にと殺到した。しかし、しばらくすると一本の長い行列が
自然にできた。後から来た人は黙って列の最後に並んだという。
まさに東日本大震災の被害地で見られた光景だ。

過去の災害を教訓にした防災教育の大切さは以前から強調されてきた。
子どもへの防災教育はますます必要性が高まるだろう。
日ごろから身近な危険箇所を確認したり、被害を少なくする
技術的な知識はもちろん大切だ。だが冒頭の教材が示すように、
人と人とのつながりも強力な防災力になる。

今回の大震災で私たちは自然の圧倒的な脅威を見せ付けられた。
と同時に、過酷な状況下で被害者や支援者が繰り広げる人の絆も見た。
良き教訓となるような支援と復興の姿を子どもたちに見せることが、
最も効果的な防災教育になるかもしれない。

(M.N)


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