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円高

円高が止まらず、ついにユーロも安値になった。
対ドルは依然76円台をさまよっており、輸出企業は
青息吐息だが、化石燃料はじめ天然資源の多くを輸入に
頼っているわが国としてはコインの両面を見る必要が
あると思う。

円高はマイナスという声だけしか聞こえてこないが、
それは輸出競争力を前提に捉えているからで、シェアが
大きく独自の価格設定をできる業種、メーカーにとっては
むしろ加工原料を安く手に入れられる上に、利幅も
自由にできる現状は追い風というものであろう。
追随されやすい価格競争となるような製品にはさっさと
見切りをつけ、真似ができないような製品をつくる技術力を
磨けという"天の声"が聞こえてきそうだ。

円高はまさに日本に対する与信の大きさを示す証拠であり、
欧州の経済危機をはじめとする現状分析をもって、
エコノミストや学者が日本経済の先行きに対しいくら
危機感をあおっても、国民はそうはならないことを肌で
感じ取っている。
 
本来ならこれほど長いデフレスパイラルが続く日本経済は、
破綻の道をまっしぐらに走っているはずだが、そうとはならず、
賃金も何も上がらない状況にもかかわらず、経済は"低値安定"
している。これが日本の実力というものであろう。

いま世界のどこもが日本の技術と部品を必要としている。
それを支えているのが大中小企業を問わぬものづくり日本の
裾野の広さなのだろう。しかも個人の預貯金がGDPの
2倍弱もある。その"信用"の結果なのである。私個人の
素人としての考えだが。

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