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オッドマン・セオリー

ある企業の人事担当者が「面白い女性を採用した」と
まんざらでもない様子。聞けば、試験の出来は悪かったが、
面接で「型にはまらず可能性を感じた」と言う。
職場改革にと期待していると聞く。

組織論の一つに「オッドマン・セオリー」という理論がある。
オッドマンとは半端な、風変わりな人という意味。集団の中に
一人異端の者を加えると、かえって組織がうまく機能するという。
野球やサッカーでも、普段役立たずだが、劣勢になると最高の
働きをする選手がいる。アリやハチの世界も同じらしい。
エリートばかりがいいわけでない。

はみ出し者や大ばか者が組織を引っ張り、やがて見事な戦う集団へと
変化させていく。古今東西、そんな偉人伝がたくさんある。今の日本に
オッドマンはどれほどいるのだろうか。

偏差値教育に飼いならされ、厳しい就活では狭き門を突破するため
「望まれる人間像」をマスターする必要がある。そうした努力が逆に
角を矯めて没個性にしてしまう。

労働政策研究・研修機構が行った調査によると企業が求める人材は、
かっての「協調型」から「自主行動型」へ変化している。これも
時代の要請といえる。

本来、若者はどこかオッドマン的な性格を有しているはず。
企業や社会が最初から都合のいい理想型を求めては人材が育たない。
キャリア形成の中で型破りな個性をたくましく伸ばせるかが問われる。


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