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法案の審議

臨時国会が開会して一週間がたった。現状は、と言えば
相も変わらずの体たらく。重要法案の審議にすら入らず、
伝わってくるのは民主と自民の主導権争いというか、駆け引き
だけのようにみえる。政権政党の民主も民主なら、野党第一党の
自民も自民だ。民主が守り一色なら、自民は対決一色。
いたずらに時間だけが過ぎゆくばかりで、国債の発行に必要な
特例公債法案も入り口で待機させたままだ。

結果として予算の執行抑制が現実となり、地方交付税の交付も
先送りだ。本来なら先の通常国会で成立させるべきだったのだから、
速やかに、とならなければおかしいのだが、その責任を感じている
姿は少しもない。

自民にとっても、同法案を容認する方針を決めたのなら、さっさと
審議に応じると爽やかなのに。解散の約束がどうだとか、内閣の
姿勢を正すことが先だとか、国会運営優先の動きばかりだ。
一方の民主も精彩がない。

イタリア・シチリア島の知事選挙(10月末)で、こんな話がある。
政治家に失望した住民が犬を"擁立"し投票を呼びかけたという。
もちろん無効だが、犬に任せた方がまし、という強烈な皮肉からだ。
そこまでさせないように・・・外国の話と笑っていられない。

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