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明日の日本を担う若者たち

英語を身に付けて、将来は世界を飛び回りたい。若きころ、
そんな思いで留学にあこがれた人も多いだろう。かって海外に
どんどん出ていた日本の若者たち。しかし近年は事情が違って
きている。米国大学の日本人留学生が年々減り続け、2万人を切った。
15年前のピーク時には4万7千人を数え、国別でも日本が
トップだった。それに比べれば6割も減ったことになり、驚かさせる。

代わって1位に躍り出たのは、容易に想像がつくだろう。
日本を抜いて世界第2位の経済大国となった中国だ。
一人っ子政策の影響もあり、教育熱は過熱気味のようだ。
米国へ子ども留学させるのは親にとって「成功の証し」
というからすごい。

日米中韓4カ国の高校生の意識調査では、留学希望者の
割合は日本が5割を切り最下位。トップの韓国は8割を越す。
気掛かりなのは、留学を望まない日本の生徒たちの理由だ。
「面倒だから」「自分の国が暮らしやすい」が多かったことだ。

日本の若者たちにチャレンジ精神が乏しくなったのか、
長引くデフレで経済的な余裕がなくなったためなのか。
若者の内向き志向が指摘されているが、複雑な心境になった。
社会のグローバル化が進む中、気掛かりだ。

政治、経済でなく社会全体に停滞感が漂い、「新衰退国」とも
呼ばれそうな日本だ。輝きを取り戻す日は訪れるのだろうか。
明日の日本を担う若者たちに期待したいところなのに、
すべてが悪循環に陥ってしまったかのようだ。
どこかで断ち切らねばと願う。

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