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財政の崖

初詣、初売り、初夢・・・。年の初めに何かと「初」をつけるのは、
心を新たにするすがすがしい先人の知恵か。おとそ気分の
三が日も過ぎ、昨日が初仕事という人も多いだろう。
とりわけ景気の回復が期待される新年である。昨年末から
世界が注視したのが「財政の崖」である。減税の失効と
強制的な歳出削減の問題だ。二つが同時に実施となれば、
米経済は崖から転落するように逆風に見舞われ、世界経済に
深刻な影響を与えると懸念された。

上院と下院で多数派が異なる議会のねじれから、
民主、共和両党が激しく対立し、政策の妥協が図れない状態は
オバマ大統領が再選を決めた後も続いた。回避策が
期限ぎりぎりで成立したのは、経済の立て直しが急務の
日本にとっても、まずは朗報だった。

景気の「氣」は人の気持ち、商機の「機」はタイミングチャンス
のことという。企業経営者や消費者心理の良しあしは
経済状態を表す指標ともなる。経営者は売れる好機と思えば、
生産や雇用を増やす。消費者も先行きに明るさを見いだせば、
消費を増やしたくなる。逆なら控えることになる。

年末に発足した安倍晋三政権は金融緩和などを柱とする
「アベノミクス」を打ち出し、これを好感として年末の市場は
株高と円安が進行した。この流れと成長戦略が景気の回復に
つながればいいのだが。

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