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夢の車

世界初の自動車は、1769年にフランス陸軍の技術大尉
二コラ・キュニョーが発明した蒸気自動車だといわれる。
大砲運搬用で、石炭を燃やして動かしたようだ。その後、
欧米諸国で開発が進められ、石炭から石油、ガソリン自動車へと
発展していった。今の形に近くなったのは20世紀初頭で、
1908年に米国で生まれたT型フォードが大衆車の先駆けとなった。

それから100年余り。ハンドルを握らず、目をつぶっていても
目的地に運んでくれる自動運転者が実現化されそうだという。
「夢の車」が夢でなくなる日が来るかもしれないとは、
技術者たちの飽くなき探究心に感服させられる。

先日、日産が公開した試作車は21個のセンサーと5台の
カメラを備えているそうだ。200メートル先まで全方位を監視し、
人や車のほか車線、標識を読み取りながら走る優れ物だ。
2020年までの販売を目指すという。

米国では既にゼネラル・モーターズが10年代後半の実用化を宣言し、
トヨタも実験者を公開している。開発競争が過熱する中、先行
しているのは自動車メーカーではなくIT企業の巨人、グーグルと
いうから驚く。

人為ミスによる事故を防ぎ、高齢者や身体障害者も自由に
移動できる。いいことずくめのようだが実用化の大前提は
安全性と信頼性が高くなくてはいけない。目を閉じて命を
預けられるほどの夢の車は本当にできるのだろうか。
慌てずに待ちたい。

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