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全国高校野球

球児の夏が巡ってきた。
全国高校野球選手権の熱戦が各県で始まった。
沖縄大会では、浦添高校が11年ぶり三度目
鹿児島大会では鹿児島実業が2004年以来の甲子園出場。
高校生活の集大成となる大会である。
真剣勝負の中にほとばしる若いエネルギーに、毎年心揺さぶられる。
今年はどんなドラマが見られるのだろう。

この時のために、つらく厳しい練習に耐え、心と技を磨いてきたはずだ。
好きな野球に懸けた情熱の証として
持てる力を思い切り試合にぶつけてほしい。
全力を出し切って、最後に心から「悔いはない」と思えれば
この夏の経験は一生の宝物になるに違いない。

頂点をめざすチームがあれば、一勝を挙げるのが悲願の学校もあろう。
それぞれ目標は違っても、皆が完全燃焼できる
素晴らしい大会になることを祈りたい。

国での参加校は四千校を超える。
トーナメント戦で最後まで負けないチームはただ一校。
残りは等しく「一敗」して三年間の野球を終える。

勝負より、負けて学ぶものが多いのも高校スポーツの魅力だろう。
悔し涙の中で、つらい練習に共に耐えてきた仲間の存在の大きさを知り
支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを強くする。

三年間、一つのことに真っすぐ打ち込んだのだという誇りと
決して自分は一人ではなかったという自信を持って
最後のグランドに飛び出してほしい。

夏の甲子園は今年、九十回の節目。その長い歴史の中で、
高校野球はいつの時代も変わることなく
全国の多くのファンに支持されてきた。
若者たちのひたむきさ、潔さ、全力プレーの美しさといった
極めてシンプルな感動が人々の胸に届いてきたからだろう。

これからも高校生が純粋に一つのことに熱中できる環境や社会を
私たちは整えていかねばならない。
毎年、夏は平和の尊さを知る季節でもある。歓声と球音を聞きながら
高校野球があることの幸せを選手たちと
一緒にかみしめたいと思う記念大会である。

(M.N)

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