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旧吉田邸

日本の戦後政治を担った歴代首相30人のうち
既に20人が鬼籍に入っていらっしゃるが
国葬として送られたのは吉田茂(1878年-1967年)
元首相ただ人だけです。
一度政権の座を退きその後再び首相の座についたのも
戦後では今のところ吉田茂元首相だけである。

だれにも陽と陰、功と罪があり評価は一つではない。
それは当然だが、吉田元首相が戦後日本の礎を築いた人物として
評されることに異論を挟む人は少ないと思う。
第一次吉田内閣は短命だったが片山哲、芦田均内閣の後を
引き継いでからは第五次(1954年12月10日)まで
第一次を含め7年余の長期政権を樹立して日本を引っ張ってきた。

占領期の前後という時代が必要とした政治家吉田さんが建て
暮らし、戦後政治の舞台となった大磯町の「旧吉田邸」が全焼した。
「大磯」と言うだけでそこだと知られたこの屋敷をこよなく愛し
政財界の友人、知人を事あるごとに招いたといわれる。

引退した後も愕然たる力を誇り、その意見を仰ごうと
内外の人たちが詣でた筑125年の歴史的建造物が灰となった。

こうも無残に焼け落ちては講和条約の締結、占領の終結
そして日本の独立を獲得した"ワンマン帝相”の思い出を
懐かしむしかないとは残念だ。

日本では、米国のような慣習はないが、
吉田元首相が飼い犬三匹に「サン」「フラン」「シスコ」と
名付けていたと聞いたことがある。
昭和26年のサンフランシスコ講和条約での
独立の回復にちなんだものだろう。
米国ではオバマ大統領家に飼われる愛犬に
「ボー」と名付けられたようだ。 

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