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協働

横浜港に面した「山下公園」は80年前に開かれた臨海公園だ。
大きな木々と色鮮やかな草花。
群れ遊ぶカモメ。潮風が抜ける遊歩道・・・。
”憩いの場”といわれる条件すべてを備えたような
この公園は横浜市民の誇りであろう。
 
公園内の芝生で、芝生に交じった雑草を
丁寧に抜いている30人ほどの人のかたまり。
青い芝生が雑草に負けてダメにならないように黙々と、
そして生き生きとして作業をなされている方々に出合った。

地元自治会の有志面々のようである。
「市民の手で山下公園の芝をすこやかに育てるために雑草を
抜いています。ー元町自治運営会」という小さな看板があった。
さて、この取り組みの、そもそものいきさつは・・・。
最初の呼びかけ人は誰なのか。そのときの反応はどうだったのか。
感心な作業をじっと見ながら考えた。

「公園の管理・維持は行政が責任を持つのが当たり前」という考えもあろう。
しかし、この広大な芝生の雑草の抜き取り作業を行政がやるとしたら
大変な予算が必要だ。”公”のすべてを行政に求めたらどうなるか。
結局、その負担は形を変えて市民に戻るしかない。

誰だって心安らぐ憩いの場が近くにあればと思う。
つまり快適な公園の提供は"住民ニーズ”そのものである。
しかし、もはや”住民ニーズ”のすべてを行政に求めていくような
時代ではない。市民にできることは市民の手でーと考える人たちが
”かたまり”となったら大きな力となる。

市民も行政の担い手として自ら積極的に
地域の課題にかかわっていくのである。
「ボランティア」という言葉でひとまとめにしてくくれない市民参加。
これが「協働」ではなかろうか。

(M.N)

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