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野球殿堂入り

「本当のプロ意識というものを教わった」。
プロ野球・西鉄黄金期のエースで「鉄腕」と呼ばれた
故稲尾和久さんが、ある選手の現役引退の際にこんな言葉を
スポーツ紙に寄せられた。

その選手とは、中日監督の落合博満さんだ。
稲尾さんがロッテで監督を務めていたころ、落合さんは4番打者。
稲尾さんの言葉は、プロとして胸を張れる結果を残すため、
人知れず努力を重ねていた後輩への最大の賛辞といえる。

落合さんの野球殿堂入りが決まった。野球人にとって
最高の名誉の一つである。実績からすれば当然のこと。
なのに一昨年も昨年もあと1票が足りず落選。
ファンの一人として気をもんでいただけに、ようやく
気分がすっきりした。

成績はすばらしいの一語に尽きる。プロ入りが25歳と
遅かったにもかかわらずロッテ、中日、巨人、日本ハムと
渡り歩いた20年間で通算2371安打を放ち、首位打者、
本塁打王、打点王をそれぞれ5度獲得。
三冠王に3度も輝いた。

指導者としての手腕も見逃せない。4年前に中日を
53年ぶりの日本一に導き、昨年は監督になってから3度目の
リーグ優勝を果たした。選手の育成に定評があり、
大型補強に頼らず現有戦力の底上げに力を入れている。

笑顔を振りまくタイプではない。仕事に徹する職人との印象が強い。
その落合監督が「感謝の思いでいっぱい」と率直に喜びを
表現しているのがうれしい。野球は天職なのだろう。
これからも球界の活性化に力を尽くして欲しい。
ロッテ時代にいただいたサイン入りボールを大切に
机上に飾っている。

(M.N)

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