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緑のカーテン

立夏を過ぎ、若葉がまぶしさを増す初夏に入った。
本格的な暑さが間もなくやってくるが、今年は東日本
大震災の影響で「節電の夏」が予想されている。

子どものころ、うだる暑さの中、行水を何回もするのが
心地よかった。うちわは必需品で、よしずやすだれを上手に使い、
戸や窓は開け放たれていた。風鈴の音色も涼しさを誘ったものだ。

扇風機もそれほど普及していなかったが、今よりは
過ごしやすかったように思う。それに比べて地球温暖化と
都市化が進む現代の暑さは実に厳しい。その中での節電だ。
エアコンに慣れきった身では早めに対策を考えておきたい。

強い日差しを和らげるのに、最近はゴーヤなどのつる性植物による
「緑のカーテン」が人気だという。葉から水分が蒸発する蒸散作用が
周囲の気温を下げてくれるし、豊かな緑による癒し効果も大きい。
国交省も「今からできる、誰でもできる緑化」と普及を呼び掛けている。

自治体が緑のカーテンづくりを勧め、実践する自治体、学校なども
少なくない。ゴーヤは、今植えれば7月過ぎには葉が生い茂るという。
栽培に手間がかからないのも魅力だ。子どものころの暮らしを
思い出しながら、電気に頼らない夏を工夫したい。

(M.N)

 

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