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船中八策

「竜馬が行く」の中で司馬遼太郎さんは、坂本龍馬の
「船中八策」について、「他の倒幕への奔走家たちに、
革命後の明確な新日本像があったとは思えない。この点、
竜馬だけがとびぬけて異例であったといえるだろう。
この男だけが、それを考えぬいていたと書いている。

龍馬の八策は、憲法制定や上下両院による議会政治、
不平等条約の改定、海軍力の増強など画期的な条文で、
後の五箇条の御誓文にまで連なる内容だった。
明治政府が憲法制定と議会開設まで20年以上を
要したことを考えると、龍馬の先見性がよくわかる。

この「船中八策」がにわかに注目を集めている。
橋下徹大阪市長が代表の地域政党「大阪維新の会」が
次期衆院選に向けてまとめた公約集「「維新版・船中八策」
の骨格が明らかになったからだ。評価する声も
あるが、机上の空論、絵空言という声も飛び交う。

あくまで骨格で、具体的な政策はこれからと言うから、
善し悪しの評価はまだ時期尚早だろう。ただ多くの人が、
前回の衆院選以降、選挙公約=マニフェストの無意味さを
思い知らされていることを、維新の会も重々肝に銘じてほしい。

橋下人気は、彼なら閉塞感を打破してくれるだろうという
期待感の現われだ。このままでは日本はどうなるのかと、
不安を感じている人々の期待に応えられる具体的な政策が
出てこないと、「名前倒れじゃ」と泉下の龍馬に土佐弁で笑われる。

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