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懐かし野球

昔の名前で出ています。今シーズンの中日ドラゴンズの
監督、選手の顔ぶれを眺めながら、こんな言葉が浮かんできた。
高木守道・新監督以下中日のかっての監督、スター選手が
古巣に戻ってリーグ3連覇を狙う。天才勝負師ながら偏屈を通した
落合博満前監督を引き継いだ里帰り陣容が懐かしい野球を誘っている。

その懐かしい野球に円熟の味を添えるように山本昌弘投手が
最年長記録を塗り替えた。先日の阪神戦で先発勝利投手として
球界記録、勝利投手としてリーグ記録を最年長で更新した。

46歳の年齢を刻んだ超ベテランは「この年齢になると
何をやっても最年長」と記録の枕詞(まくらことば)に苦笑い。
測ったような制球力で新記録を築いた試合は完封に近い
8回無失点。9回を締めた抑えの岩瀬仁紀投手は37歳。
46歳から37歳の完封リレーも年齢絡みの記録になるかも
しれない。

年齢絡みと言えば監督に復帰した70歳の高木監督を、
同じ里帰り組の73歳の権藤博コーチが補佐し、後期高齢者の
仲間入りを控えた首脳陣が老竜を率いる。山崎武司43歳、川上憲伸
36歳の投打主力の出戻り組ももう一花咲かせようとする。

阪神の和田豊新監督は現役時代に軽快な守備で80年代後半の
ヤングタイガースの一角を担った。弱くても若虎ともてはやされた
時代である。負けても負けても明日があるとファンは自虚趣味に
寄りかかるように甲子園に通い詰めた。野球はアラフォーからの
老竜パワーに球春の六甲おろしが肌寒い。

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