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2022-05-20
横浜のロータリークラブに所属する知人が
昨年秋、一戸建て住宅を購入し転居しました。
その際、当家のバラを数本移植したこともあり
この時期に初めて訪問してみました。
横浜市営地下鉄、センター南駅から徒歩十数分、
前面道路から建物まで長い敷地延長部分があって
車は2台停められ、その奥には個人邸ではまず見られない
様々な草木が植栽され、“当家からのバラ”もその中に。
敷地も分譲住宅としては広く100坪近くあり
聞くと元々は公団の定期借地権分譲とのこと。
室内から外を覗くと近くにこんもりとした森が見え
そこは公園なので散歩をしよう、と外に出ました。
行ってみると、起伏のある自然林がそのまま残され
緩やかな勾配の道を登っていくと小さな建物が見えて
きました。それは炭焼きの窯でした。さらに上がると
円形のベンチのあるステージ広場に出て、その先には
大きなリング状のモニュメントが見えます。
「港北ニュータウン建設は、乱開発を未然に防止し都市と
農業が調和し、住環境の整備された新しいまちを市民参加の
もとに建設することを基本理念として昭和40年から始め
られた日本最大規模のまちづくり事業」と記念碑にありました。
ここは港北ニュータウン、その中でも最大の都筑中央公園
でした!“自然の地形や植栽を残し保存する”という基本理念
を掲げて1965年飛鳥田横浜市長の元で計画が策定され
それが実現した場所をこの日体感しました。川崎市には
残念ながらこの緑の丘のような公園は思い当たりません。
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ページ作成日 2022-05-20
2022-04-06
当社では昨年、武蔵野市桜堤に13戸の木造賃貸兼店舗を
施工しました。発注者は小田急バス、設計監理はブルースタジオ。
ブルースタジオとのお付き合いは数年前に当社の顧客の
石井さんが、築年数の古いマンションのリノベーションの
設計を依頼し、当社が施工したことから始まりました。
この時は1階にあった倉庫や駐車場を、地域の人がテーブル
ごとに利用できる会議室に変え、オーナー直営のカフェも
開店して、地域交流の拠点をスタートさせたのです。
さて“hocco”と命名された桜堤の建物はメゾネット式13戸が
中庭を囲んで連なり、そのうちの5戸は居住者が1階の6畳の
土間スペースで商売をすることを求められます。
バスの折り返し点のこの地は明治期、花見観光地だったそうで
発注者はその賑わいを復活させ、コミュニティを再生することを
目指して小さな商業部分を折込み、入居者が自ら趣味や好きな
ものを販売できる賃貸住宅を実現させたのでした。
工事中からここでイベントが計画されましたがコロナで何度も
延期、やっと初めて開催されました。私が興味があったのは
入居者が1Fを店舗としているのはどんな形なのかということ。
チキンやハンバーグ、お弁当を売っているお総菜屋さん、
新刊、古書を扱う本屋さん、植物や鉢を置いている花屋さん
そして手作りパンとお菓子のお店。私は昨年展示会に行った
彫刻家イサム・ノグチの本を見つけて購入。
イベントでは武蔵野市内で採れた野菜の販売、蕎麦粉のガレット
を売るキッチンカーには長い行列が。また当社の中原工房も出張して
木工の動物、箸づくりを担当しこちらも行列ができる盛況ぶり。
私たちも地域の“にぎわいの場”を何とか創れればと思います。
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ページ作成日 2022-04-06
2022-03-18
先週、幸区の「新川崎・創造のもり」内にある
研究施設「NANOBIC」1階エントランスホールの
木質化リノベーションの施工が終了しました。
当社が川崎市の施設の木質化プロポーザルに応募して
当選したのは一昨年の中原区役所に次いで2度目です。
こちらはエントランスの壁面、待合のベンチ、サイン等を
木質化し、材料は北海道産の道南杉を中心に国産材を利用。
さて今回のNANOBICのある「新川崎・創造のもり」周辺は
歴史をたどると、旧鉄道省が発展著しい京浜工業地帯への
物資輸送の貨物線のため、東京横浜間の旧鹿島田・小倉
地区の農地を買収し昭和4年に新鶴見操車場が始動しました。
新川崎駅
しかし鉄道貨物輸送の需要は時代と共に減少し、昭和55年に
横須賀線の新川崎駅ができ、59年には操車場としての役目を
終えました。この広大な土地を川崎市が「新川崎・創造のもり」
計画を策定し、産学の連携により新しい科学技術の研究開発
拠点として整備されることになりました。
K2タウンキャンパス
K B I C
NANOBIC
平成12年に慶応大学の研究施設「K2タウンキャンパス」が
開設され、15年に新産業創造センター「KBIC」、平成24年に
ナノ(10億分の1)サイズの超微小領域での研究開発の拠点
「NANOBIC」が開設されました。ここでは早稲田、慶応、
東京工大、東大と連携、市内のものづくり企業の技術力の向上と
新産業の創出を目指しています。
入口の大きな吹抜けの壁面は山並みを想像させるさまざまな
国産木材を重ね貼りして全体が一つの景色になり、来場者が木を
全体で感じるようにしました。休憩スペースには分割できる
多目的ベンチを設置、自由なレイアウトが可能となります。
ハードルは高いですが今後も木質化プロジェクトに挑戦します!
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ページ作成日 2022-03-18
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