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2018-12-09
翌朝、ハウスボートを降りた私たちは約50㎞北上し
最後の宿泊地のコーチンへの途中、アラビア海の砂浜へ。
波打ち際であるカップルに写真撮影を頼まれたことが
きっかけで話をすると,私たちが3年前に行った
チェンナイから新婚旅行で来た人たちでした。
コーチンは今までの街と違って、独特の雰囲気があり
ヨーロッパ風の建物が見られるのはその歴史によります。
紀元前から交易の拠点として栄え,1503年にはポルトガルの
植民地となり、その後1663年にはオランダ領に、1795年
にはイギリス領と支配者は変遷します。
私たちのホテルはその中心地だった「フォート・コーチン」の
繁華な場所にあり、大きな邸宅をリノベーションしたようです。
この日は夕刻、近くのシアターで伝統芸能「カターカリ」
を鑑賞。顔を緑色に塗るのが特徴で、セリフは無く表情と
身振り手振りで表現しますが、日本のお神楽を演ずる時に
つける仮面、雅楽のリズムに共通点があるよう感じました。
翌朝海辺に出てチャイニーズ・フィッシングを見ました。
これは丸太に10m四方ほどの網をつけて、海に沈めて
引き上げるという伝統の漁法で、私たちも参加しました!
街にはオランダ人植民者の墓地や、その頃建てた邸宅が
残っており、インド最古という聖フランシス教会にはヨーロッパ人で
初めて海路でインドに来たヴァスコ・ダ・ガマの墓があります。
サンタクルス聖堂は1506年に建築され、20世紀初頭に建て
替えられたカトリック聖堂。ちょうど子供たちが外に出てきて
私たちを見ると人懐っこく取り囲み質問を浴びせました。
2度目のインド、インダス文明を持ち出すまでもなく、
悠久の歴史と独特の文化を持つアジアの大国。
経済も著しく発展し、この子供たちが成長して国を支える
ようになる頃には、GDPもアメリカを上回るとか・・・。
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ページ作成日 2018-12-09
2018-12-08
3日目は午前中ホテルのプールサイドでのんびりした後
国際空港のある州都のトリヴァンドラムへ向かいました。
この町の象徴とも言えるパドマナーバスワーミ寺院は
入れるのはヒンズー教徒だけで、私たちは建物の周囲のみ
歩きました。ここは旧市街に位置し、寺院の周りは多くの
地元の人たちで溢れ、外国人姿はあまりありません。
ホテルに戻って夕食を取り、リーラ最後の夜を過ごして
翌日はハウスボートを乗るためアレッピーに向かいました。
インドは車は左側通行ですが日本人に運転は不可能です。
何故ならよほど大きい街でないと交差点に信号がなく
大きく反対車線にはみ出しての追い越しは日常茶飯事!
ボート乗り場は、住宅街の細い道の奥にありました。
客室は3つで部屋にはトイレ、シャワーがあり、お客は
私たち4名。乗船スタッフの中にはコックさんもいて、
出帆後、食堂でさっそく何品もの南インド料理を堪能。
進行方向右手にはたくさんのハウスボートが停泊し
幾つものボートとも行き交いました。2階建てのものも
ありますが、大きさは大体同じくらいの木造船で
この地域には1,000艘以上あるそうです。
暫くすると岸辺の背景の風景が青々とした田んぼに変って
きました。これだけ広い水田を日本で見た記憶がないほどです。
調べるとインドは世界一のコメの輸出国とのこと。
さらに進むと大きな湖に出ました。グーグルマップで見ると
アラビア海に近く、昔海だったところが分離されてできた
「潟湖」のようで、とても広大で琵琶湖くらいありそうです。
夕刻近くボートは岸辺に横付けされ、スタッフは夕食の
準備を始めました。私たちは陸に上がって日没が見える
場所へ移動し、インドの日の入りを初めて眺めました。
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ページ作成日 2018-12-08
2018-12-07
先月後半、3年ぶりにインドを訪れました。
アラビア海側のインドの南端に近いケララ州です。
夜遅く成田を発ちシンガポールに早朝到着し、インドへの
乗継便を待つ間、親切にもフリーツアーがありました。
まず有名なマーライオンがある海辺のパークを歩いて
3つの塔が人目を引くマリーナベイ・サンズを眺めたあと
アラブ人街からサルタンモスクへ。空港に再び戻り夜の便で
インドの南端に位置するトリヴァンドラムに到着。
ここから海辺のコヴァーラムにあるリゾートホテル、リーラ
へ車で約30分。そこで一足先にロンドンから来ていた
友人夫婦と合流しました。前回も彼らに誘われて訪れたのです。
翌日は午前中アラビア海を臨むインフィニティ・プールで
ゆっくり過ごした後、ビーチに出て昼食を取りました。
そのあとは海岸沿いのお店を覗いてショルダーバックを購入。
夜はホテルのプール脇のレストランでディナー、カターカリ
という仮面舞踏もありましたがこれは後に本物を見る予定です。
次の日はアラビア海、インド洋、ベンガル湾が交わる
最南端を目指し出発。途中ボートクルーズを体験しました。
ヤシの森に囲まれた土色の川を進むとアラビア海が見えたので
船を降りると、広い浜辺に人は疎らで果物を売る人が少々。
最初の目的地、パドマナーバプラム宮殿に着いたら
昼休みで近くの食堂へ入るとメニューは定食のカレーだけ。
心配した激辛ではなく何とか食べられました。
宮殿は18世紀の木造建築で、格天井や縦格子の外壁など
日本建築に似た部分もあり何かつながりを感じます。
この後インド最南端のカニャークマリへ。町名のもとに
なったクマリ・アンマン寺院は入るとき男性は上半身裸です。
海に浮かぶ2つの岩に建つ記念堂と詩人の像を見たあと
サンセットポイントまで足を延ばしました(曇りで日没は見られず)。
クマリ・アンマン寺院入口(左奥)
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ページ作成日 2018-12-07
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