トップ > 社長ブログ
blog
2022-11-19
先週、2つの都内の美術館を見学しました。
まず目黒の東京都庭園美術館。これはある会社が企画した
社長交流会で夕刻に現地に集まり、懇親会が終了後に。
この本館は1933年に朝香宮邸として建てられました。
朝香宮は旧皇族で妃は明治天皇の皇女。フランス滞在時に
パリ万博を見学した際、アール・デコ様式に触れて強い関心
を持ち、完成した邸宅は日本の代表的なアール・デコ建築に。
戦後は政府が借り受け、外務大臣公邸として使用されたあと
1950年に西武鉄道、その後1983年に東京都に売却され、
都立美術館としてこの建物が公開されるに至ったのは幸運です!
その翌日は上野の国立西洋美術館へ。目的は開催中の
ピカソ展の鑑賞です。これはベルリンの国立美術館の
コレクションで、ピカソ以外に私の好きなマティスも。
開館は1959年、設計者はあのル・コルビュジエです!
ここの所蔵作品の元となったのは「松方コレクション」。
実業家・松方幸次郎は1916年に商用でヨーロッパを訪れた際
美術品の収集を始め、驚くことに一時は浮世絵が8000点、
西洋美術を3000点所有していたと言われています。
戦後パリにあった400点の作品は敵国財産として没収されたが
1951年の講和会議で吉田茂首相が交渉して返還されることに。
但し条件付きで「この文化財を展示するための専用美術館で保管
する」こと。フランスから国立博物館長が来日して上野に創るべき、
と意見して決まったそうです。
今回見学して嬉しかったのは大半のアートが写真撮影可能だった
ことです。庭園美術館は反対にほとんどの館内が撮影禁止。
欧米ではルーブルを始め個人美術館以外はまず撮影OKなので
やっと日本もその方向になってきたのであれば良いのですが。
テーマ名
ページ作成日 2022-11-19
2022-10-07
先日、新聞の書評に「世界は五反田から始まった」
という本が紹介されていたので早速購入しました。
東京で「五反田」というと、決してメジャーではない
響きですが、私には特別に感じるところがありました。
かつて五反田駅のホームから見える建物の一室に
当社は昭和52年に東京営業所を設置したのです。
戦前に西五反田の氷川神社の社殿を施工したご縁で
氏子総代さんの住宅や幼稚園、ビルを建築した実績があり
さらに開拓しようと五反田にも営業所を設置したのでした。
氷 川 神 社
さて我が家はいま改築中で、床に敷くカーペットの
メーカーを東リに決め、そのショールームを探すと東京
デザインセンターという五反田駅東口のビルの中。
ビルの入口に立つと階段の上は5層の吹抜け空間という
斬新なもので設計はイタリアのデザイナー、マリオ・
ベリーニ。当家にある革製の椅子と同じデザイナーです!
東京デザインセンター
カーペットのサンプルをいくつか抱え、帰りに元の東京営業所
の建物がまだあるかどうか見たくなり西口へ。そこには私の記憶
にある11階建てのビルが、昔の姿をホーム脇に留めていました。
私が初めて東京営業所に行ったのは昭和55年で、いまだに
駅前の雰囲気がそのまま残されている一方、一昨年久しぶりに
お客さんを訪ねて隣の大崎駅で降りたら、再開発で駅前が
一新され全く昔の面影がなかったのと対照的です。
大 崎 駅 前
五反田でもう一つ訪ねたかったのは、西口から少し離れた
「海喜館」という旅館。実は15,6年前に建替えの営業に行った
ことがあったので、4年前この土地を巡って積水ハウスが
地面師に55億円を騙し取られたという報道にビックリ!
現地へ行くと旅館は解体され、分譲マンションの工事中。
五反田界隈はこれから変わっていくのかもしれません。
旧・海喜館
来年解体予定?の西五反田TOCビル
テーマ名
ページ作成日 2022-10-07
2022-09-09
9月に入ってから少し遅い夏休みを箱根・仙石原で
過ごしました。宿泊は超高級レストランで有名な
HIRAMATSUが運営する部屋数20という小さなホテル。
仙石原というと誰でも思い浮かべるのはススキの草原。
まだ穂先は青々としていて黄金色に変わるのは10月ごろ?
地名の由来は源頼朝が「この地から米千石が取れるだろう」
と言ったとか諸説があるそうです。
秋の仙石原
さてこの施設に一歩踏み入れると、入口正面のブッフェの
絵画にまず驚かされました!さらにエントランスロビー
から廊下まで、これだけ多くのアートが掛けられている
ホテルをほかに知りません。
お部屋に案内されて2度ビックリ!なんと家内が好きな
片岡球子の富士山が2枚も飾ってあったのです。(当家にも
2枚あります!)なぜ、これほどアートにこだわるのか?
1982年、西麻布にフランス料理店「ひらまつ亭」が開店、
その後広尾に移転した際、実兄が経営する画廊を併設して
数々の名画と調度品に彩られた店舗に生まれ変ったとのこと。
そして2015年から“こだわり”のホテル事業を開始したのです。
すっかりアート気分が高揚した私達は、翌日チェックアウト後
近くにあるポーラ美術館へ。何故か仙石原にはラリック美術館
星の王子様ミュージアム、ガラスの森等の美術館が集っていました。
大きな吹き抜けには英国作家による大きな円形のネオン作品が
目に飛び込みます。ちょうど20年前に開館したこの美術館には
ルノアール、モネ、セザンヌ等の印象派からピカソ、マティス、
今回は杉本博司という作家の光のアート作品コーナーも加わり
現代作品まで箱根で幅広くアートを楽しむことが出来ました。
テーマ名
ページ作成日 2022-09-09
<< | 2024年10月 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |