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2018-06-27
私たちのロータリークラブの国際奉仕委員会主催で
この度、海外からのロータリーの奨学生などを対象とした
茶道教室を当社の会議室で行いました。当社では20年以上
前から、お客様や地域の方を対象として茶道教室を
開催しておりそのお道具などを使用しました。
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なぜ当社でお茶の教室か?茶室付きの住宅の建築も
時折り行っていた当社では、茶道の基本的な知識を
社員が持つことが必要と当時の社長が始めたのです。
当初は社員が順番に受講していましたが、全社員対象
となると年2,3回しか回って来ないのでだんだん参加者が
少なくなり、社外の人を対象にするよう変えたのでした。
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今回はお昼をいただきながらのお茶席「正午の茶事」で
午前11時から午後3時までという長丁場です。
まず、つくばいの代わりに部屋の角の流しで手と口を清め、
茶碗の水で喉を潤してから懐石弁当をいただきます。
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食事のあとは濃茶の体験。ふつうのお茶席は薄茶で
濃茶を頂く機会は少ないそうです。亭主はその準備が
できた合図に銅鑼を「大小大小中中大」と音の大きさを
変えて打ちます。何人かトライしましたが難しそうでした。
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点てられた濃茶は数人で回し飲みするのがしきたりで
ドロッとしたお茶を3回半で頂き、懐紙で茶碗を拭ってから
お隣に回します。次の薄茶は一人ずつ頂いきましたが
一つのお茶を共有する作法は他国ではありえないでしょう。
亭主とお茶や茶器について会話ができるのはお客の代表の
正客だけ、というのも集団主義の日本の特徴だと思います。
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最後にお点前の体験をしましたが、初めてにもかかわらず
皆上手に茶筅を使ってお茶をたてていました。
奥が深い茶道の入り口、4時間があっという間に感じたのは
私だけではないでしょう。日本人も滅多に経験しない「正午の茶事」
に留学生が触れる機会を設けることができて幸いでした。
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ページ作成日 2018-06-27
2018-05-28
4月から東京国立近代美術館で開催されている
横山大観展の最終日に何とか昨日滑り込みました。
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今年が生誕150年、明治元年に生まれ、昭和29年に
89歳の生涯を閉じた大観の作品をまとめて見るのは
初めてで、掛け軸や屏風のほか40mに及ぶ日本で最長の
絵巻があり、これはとても素晴らしいものでした。
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大観の絵は伝統的な日本画を継承しつつも定型から
離れたような表現があり、そこに独自の魅力を感じました。
帰りがけに出口で「この建物は、石橋正二郎氏が建設し
寄贈されたものである」と書かれたプレートに気が付きました。
近代美術館は昭和27年に京橋で開館したのですが、手狭になり
今の場所への移転の話が持ち上がった時、ブリジストンの
創始者である石橋正二郎が建物の寄贈を申し出たそうです。
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設計者は東宮御所や帝国劇場などを設計した谷口吉郎で
昭和44年に竣工。私は学生の頃に初めて訪れたような
気がしてたので、入場券を探したら出てきました!
アンドリュー・ワイエス展で、その頃の手帳も見つかり
昭和49年(1974年)4月28日だったことが分かりました。
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さて私は国立近代美術館に工芸館という分館があることを
今まで知らず、この度初めて訪ねました。本館を出て
お堀沿いに約300m坂を上がると、首都高速の代官町の
入口の右側に、重厚な建物が見えてきます。
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この建物は明治43年に建てられた近衛師団の司令部で
戦後放置され荒廃していたものを、明治の貴重な煉瓦建築を
残そうという機運が高まり、昭和47年に重要文化財に
指定されて改修され、昭和52年に陶器、漆工、金工等を
展示する工芸館としてオープンしたのでした。
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またここは終戦の日に、降伏反対の将校が師団長を殺害し
玉音放送の録音盤を奪おうとした事件の舞台で、歴史的にも
重要な建物がこのように保存されたことを知り嬉しい限りです。
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ページ作成日 2018-05-28
2018-04-19
先週の小泉進次郎モーニングセミナーの講師は
AIの研究者、東大大学院准教授の松尾豊さん。
碁、将棋の世界で昨年「アルファゼロ」という人口知能は
数時間の自己学習で今まで最強のAIに勝ったそうです。
人工知能の研究は1962年にスタート、1980年代に第二次
AIブームがあり、ここ数年では「ディープラーニング」に
注目が集まっているそうです。
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ディープラーニングはAI自らデータを認識して学んでいき、
例えば犬、猫、狼を画像から選ぶエラー率が2012年に28%だったが
5年で2.3%となり、人間の5.1%を下回るようになったとのこと。
また「眼の誕生」という著書によれば、カンブリア紀に
三葉虫のような眼を持つ生物が出現してから生物が爆発的に
増加したそうで、今後ロボットが眼(認識)を持つ時代になれば
新たな産業の爆発?が予測されます。
そうなればまず農業、建設、食品加工などの業界が大変革し
例えば調理は今はロボットはできないが20年後には世界の
外食産業のバックヤードが自動化されるのも夢ではない。
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いま掃除ロボットはあるが、もし片付けロボットができたら
相当高価でも売れる、と松尾さん。今の家電には認識能力がなく、
家事には全てこの能力が必要で凄いマーケットになりそうです。
この分野の研究者が書いた論文の引用ランキングのトップは
約16,000回で、残念ながら日本人最高は412位(M.I.Tの研究者)。
松尾研がその人を引っ張ろうと提示した年俸が5,000万円!
ところが7,800万を提示したグーグルに敗れたとのこと。
さらに驚いたのは30番以内の研究者は数億で大谷投手の年俸並み!
では5番以内は、何と数10億円というから想像を絶する世界です!
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このあと登場した小泉さんは「2年前若手が集まった勉強会の
最初の講師が松尾先生だった。政治家にとって経済、社会の勉強は
必要だが、テクノロジーが世界を変えていくことは確実で、その知識
なしには政治家は務まらない」ということでお願いしたそうです。
最後にアマゾン創業者のベゾス氏の言葉「毎日が1日目」を紹介、
彼は社員に「毎日がアマゾンの創業した日だと思ってほしい、
2日目はもう停滞を意味する。」と言い続けたといいます。
日々革新、これから企業も政治も同じなのか、と気づかされました。
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ページ作成日 2018-04-19
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