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2020-10-12
川崎商工会議所は今年創立80周年を迎え、先週記念式典が
行われました。そのあとの記念講演会の講師は株式会社
ディー・エヌ・エー(DeNA)会長の南場智子さん。
社名は「eコマースを使った流通革命を起こし、そんな遺伝子
(DNA)を広げよう」という意味合いで、ミッションは“Delight”。
リアルとバーチャルで人々の顔を明るくすること。
マッキンゼーに勤務していた南場さんは後輩2人を誘い
1999年に創業しましたが4年連続赤字に。独立前は“黒字は
当たり前”と企業のコンサルをしていたが、何一つうまくいかず
今は“外資系大手コンサルは絶対信じるな”と言いたい、と。
On LineオークションはYahooに敗れ、その後ショッピング
モールで収益が出始め、その利益をモバイルでのオークションに
つぎ込みNo.1になり2005年マザーズへの上場を果たしました。
成長の要因は「人材」。今でも予定をキャンセルしてでも
候補者と面談の時間を作るそうで、夜11時に会ったことも。
役員の岡村氏とは総務省時代に知り合い、7年間追いかけ
射止めたそうです。私に不足しているのはこの熱意、と反省!
大事な考え方はヒトではなく「コトに向かうこと」。守安社長
とはトコトン論議するが、それがオーバーヒートしたとき「ゴメン、
コトに向ってなかった」「私も!」とお互いが謝ることもあった。
それと「良識な非常識」。常識に挑戦する、常識を理解したとき
これがベストなのか考える習慣をつけること。そのためには
「誰が言ったことか」は関係なく「何を言ったか」が大事で
中途採用者の中には「誰」を気にする人がいるとのこと。
リアルでは2012年横浜ベイスターズのオーナーになり
8年で観客動員を2倍にしました。私は南場さんの今回の講演に
感銘を受け、彼女の著書「不格好経営」を早速購入しました。
テーマ名 講演・見学
ページ作成日 2020-10-12
2020-09-15
小泉進次郎さんのモーニングセミナーに今年初めて参加
しました。久しぶりの半蔵門線の混み具合はまだ通常の8割程度。
9月3日、世界最大規模の気候変動についての会議がon-lineで
日本を議長国として開催。きっかけは4月にドイツ主催で
行われた環境会議で、小泉さんがメルケルさんに提案したこと。
日本では原発事故から一気に石炭・LNGにシフト、当時は同情論も
あったが、途上国に石炭火力を売る「日本=石炭」のイメージが
海外に定着。しかし政府の海外インフラ受注のうち、石炭火力輸出は
1%未満でそれで批判されたら“割が合わない”と小泉さん。
彼はは石炭火力輸出の4条件を見直す協議を他省庁とはじめ、
7月に「他国に支援しない事を原則とする」と発表しました。
金融機関もメガバンク3行は今後石炭火力には融資しない方針を
打ち出し、脱炭素に向け日本も少しずつ変化の兆しが…。
またコロナ後の日本は経済・社会の再設計“リデザイン”が必要とも
発言。自分も大臣になってリデザインされ、マイボトル、マイバッグ
から家で炭酸水ができる機械も買ったそうで、新しいアイテムを
見つけることをゲーム感覚で楽しんでいる、とのこと。
最近見つけたネクタイは風力発電100%の工場でオーガニックの
コットン製。1つ行動を変えると2つ3つと変えることに繋がる。
日本では行動の前に考えてしまう。欧米ではまず言ってみる。そして
出来なかったら変える。日本は出来ない可能性を考え、言わない。
最後にディズニーの映画「ムーラン」について言及しました。
ロケ地の中国新疆ウイグル自治区の行政に対し、映画の最後に感謝の
言葉が流れていて、この映画を見ることは人権侵害に加担する
ことにもなるので、いま世界でボイコット運動が起きている、と。
環境や人権問題に対して、私たち日本人は世界から少し遅れて
いるようです。このセミナー後、新聞やネットなどで関連記事が
よく目に付くようになり、お陰で私の意識も向上しました。
会場のホテルニューオータニ
テーマ名 講演・見学
ページ作成日 2020-09-15
2020-03-24
最近ある建築関係の雑誌に、和風建築の大家
吉田五十八設計による旧猪股邸の紹介記事があり
最後まで読むとこの住宅は見学できることが判明。
場所は成城5丁目。調べるともう一軒歩いて程ない
4丁目に、旧山田邸という洋館が公開されていました。
早速、小田急線・成城学園前は北口を降りこちらの住宅へ。
昭和12年、アメリカで成功した実業家が寄棟造りの邸宅
を建て、戦後一時GHQに接収されたあと、昭和36年には
日本画家が購入、平成27年に世田谷区に寄贈されました。
玄関のステンドグラス、階段の手すり、内部の建具など
ほぼ建築当時の状態を保ち、戦前の洋風住宅が今も体験でき
平成27年に世田谷区有形文化財に指定されました。
ここから僅か徒歩5分で屋根付きの門がある昭和42年築の
旧猪股邸です。設計は近代数寄屋建築で高名な吉田五十八。
約580坪の敷地と100坪の建物は相続の折やはり世田谷区へ。
玄関を上って、和風仕上にじゅうたん敷の居間に入ると
雨戸、網戸、硝子戸、障子が全て引込み式の広い開口から
日本庭園が目に飛び込んできました。反対側には中庭があり
風が通り、外部と室内空間が一体になる感じです。
一番奥の書斎も、角が庭に突き出す形で建具は両脇に引込み
大きな開口から素晴らしい庭園の緑が楽しめます。
両邸宅とも相続時に遺族が売却でなく寄付を選んだ行為はまさに
ここを管理する財団「世田谷トラストまちづくり」の設立趣旨の
“世田谷の美しい街並みと緑の資産を次世代に継承する”ことそのもの。
区民でない私たちも、その恩恵をこうむれるのは嬉しいことです。
テーマ名 講演・見学
ページ作成日 2020-03-24
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