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2018-09-24
1日目の最後は、ミース・ファン・デル・ローエ設計の
「バルセロナ・パビリオン」を見学。これは1929年の
バルセロナ万国博覧会のドイツ館で、1986年に復元された
ほぼ石とガラスから成る素晴らしい現代建築です。
翌日はバルセロナから3時間バスで北上し、フランス
国境に近いカダゲスへ。ダリは4軒の漁師の家を買取り
「卵の家」を作り40年に渡り住みながら改装したとの事。
交通渋滞で時間に遅れてアトリエ内部は見られなかった分
海辺の敷地をくまなく見学できました。地中海をバックにした
屋根上の「卵」は秀逸でダリの鬼才ぶりが発揮されています。
帰り道、フィラゲスのダリ劇場美術館に寄りました。
元々の劇場を当時の市長がダリに持ちかけて1974年に
美術館が誕生し、奇想天外なダリ・ワールドを発信しています。
この日の夜はフラメンコを予約。レストランで食べながらでなく
舞台の三方を座席で囲む形で、久しぶりに本場ものを堪能しました。
翌日はバルセロナの最終日。まず予約した英語ガイドによる
カタルーニャ音楽堂の見学です。モンタネールの設計は
装飾美をとことん追求し、解説の前に流れたパイプオルガン
によるバッハも相まってホール全体が芸術作品のように感じ
現地ガイドの英語も大筋は分かりホッとしました。
そのあとはガウディのカサ・ミラ。波打つような石材による外壁と
うねるような鋼製の手すりが異彩を放ち、建設当時は
周辺住民には不評だったようです。またオブジェにしか
見えない屋上の巨大な煙突や換気口はとてもユニークです。
最後のカサ・バトリョは時間がなく、外観のみでしたが
カサ・ミラに優るとも劣らない独創的なガウディの世界です。
内部の見学は次回の楽しみとしました。
夕食を取った後、バルセロナをあとにして空路パリへ。
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ページ作成日 2018-09-24
2018-09-23
4年前にF・L・ライトの落水荘やニューヨークの
不動産事情を視察するツアーを行いましたが、今回は
コルビュジエ、ガウディなどの建築の視察を企画しました。
出発の1週間前から気になった台風は西へそれて、4日の
午前10時半に成田を発ち、パリ経由でバルセロナへ現地時間の
午後7時半に到着。関西空港はこの台風が直撃し大変なことに。
私も初めて訪ねるバルセロナ、翌日はアントニ・ガウディの
設計したグエル公園とザグラダファミリアを見学しました。
1852年生れのガウディは装飾性などフランスの「アール・ヌーボー」
と共通点があり、スペインでは「モデルニスモ」と呼んでいます。
グエル公園はガウディの支援者のグエルが山の手に60戸の宅地
造成を計画し、その中央広場などの設計をガウディに依頼しました。
ただ販売は失敗したのですがバルセロナ市が買い取り、公園として
残ったのは私たちにとって幸運でした。
サグラダファミリアの着工は1882年。最初の建築家が辞任したあと
実績のない31歳のガウディが抜擢され、生涯を聖堂の建設にかけ
ガウディ没後100年の2026年に完成予定です。混んでいて
素晴らしい彫刻やステンドグラスはあとから写真で堪能しました。
バルセロナの郊外にあるグエル教会は1908年に着工しましたが
サグラダファミリアの方が忙しくなり、半地下の聖堂部分のみで
地上の教会部分は未完成のまま終わりました。
この日はモンタネールの設計によるサン・パウ病院も見学。
6つの病院が統合され400×400mの敷地に1902年から
30年にかけて48棟の建物が建設され、2009年まで病院として
使われていたとのこと。敷地の広大なことと、すべての建物を
建て替えることなく保存しているのは驚きました。
1893年バルセロナ生れの画家、ミロの美術館は1975年築。シュール
レアリスムの自由な画風にふさわしいデザインで、建物の内外に
展示された絵画や独特のオブジェをゆっくり見ることが出来ました。
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ページ作成日 2018-09-23
2018-03-25
11日の夕刻、ヨハネスブルグからケープタウンに
到着しました。最初に訪れた2013年9月は天気が優れず
特にテーブルマウンテンは上ったものの頂上からほんの
一瞬雲が切れ下界が見えたのみ。今回は天気が良く
360度の素晴らしいパノラマが楽しめました。
次はこれも2度目のカーステンボッシュ植物園に。
季節は冬から春に向かうところで、しかも雨がしばらく
降らずお花は前回ほど見られませんでした。
ケープタウンの水不足は深刻で、1日1人50L以上の
水を使うと5月には完全に渇水するということで
ホテルの浴室もシャワーのみで浴槽は使えません。
ワイナリーのレストランで昼食を取ったあと、ヘレンに
迎えに来てもらい、ツアーと別行動に。彼女はロータリアンで
2014年に来日した際、当家にホームステイしたのです。
カラフルなマレークォーターを通って、元要塞だったという
キャスル・オブ・グッドホープへ。ここは南アフリカでは
最も古い、見ごたえのある建物ですが人影はまばら。
前大統領の管理がいい加減で、調度品も失われたとのこと。
そして私たちはウィルフレッド夫妻のマンションへ。
この夫妻は4年前の来日時に河合さん宅に滞在したのです。
ベランダで美味しいバーベキューディナーをご馳走になりました。
翌日はロータリーのGSEプログラムの団長として5年前に来日、
当家にも滞在したシャーンがホテルまで迎えに来てくれました。
ご主人の運転する車は、まずオットセイが生息するドイカー島から。
約1時間のクルーズでこれほど揺れる船に乗るのは初体験!
ケープ半島南端のケープポイントの入口で車を降りてケーブルカー
に乗り、さらに階段を上がると灯台があり、素晴らしい絶景で
眼下にインド洋と大西洋を分ける喜望峰が見えます。
喜 望 峰
夕刻、シャーン宅にGSEの派遣メンバー3人が集まりました。
ロータリーの縁で日本から遠く遠く離れた地で知合いと再会し
旧交を温められる幸せをかみしめた最後の夜になりました。
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ページ作成日 2018-03-25
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